色調不良 | スチャラカ印刷工のブログ

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一応、1級印刷技能士(オフセット印刷)です。
学歴の低いおバカな印刷オペレータをやってます。

さて、今日もまったりどうでも良いブログでも書こうかと・・・。


先日、とある印刷物でのお話。


リピート物でいつも協力会社さんでやっている特に難しいわけでもないお仕事がありました。


そんなわけでいつもどおりの色見本に合わせて印刷すれば良かったわけですが、なぜか今回に限って色がおかしいわけです。


なにがおかしいかというと「ベタ部分はまあそこそこ色は合っているが、中間域からハイライトにかけて濃くなっている」というわけです。


で、とりあえずオイラが呼ばれて・・・


社長「これ、なんでだと思う?」と。


オイラ「え?これ水の上げすぎでっせ」と。


社長「・・・。ん?」と(笑)。


で、ここでちょっと倍率の大きなルーペ登場、ベタ部分を拡大してみてくださいと。


社長「なんかガサガサに見えるなー」。


オイラ「そそそ、そこ大事。今度テストに出ますよ(ぇ」。


まあ、要するに水の上げすぎでベタ部分がスヌケ状態になり色が薄く見える、からのインキ供給量増やす、からの網点潰れまくり、という負のスパイラルなわけですね。


なんかちょっと薄いかなーと思ったときは、まずベタの潰れ具合を確認しましょう。


スヌケがなければ単純に薄いだけと判断してもいいですが、スヌケの場合はまず最初に水を疑って欲しいものです。


個人的には、色調不良といっても全体的に薄い濃いの差が出るのはまだ許せますが、こういう印刷物の状態を見ないでただ薄いからインキ増やす網点からんだから水増やすみたいな手抜き仕事は好きになれません。


で、事の顛末を協力会社さんに問い合わせたところ「今回、ちょっと若い子に任せたんですが~ゴニョゴニョ・・・」という。


うん、任せるのはいいけど放置しないでちゃんと見ててあげてくださいね。


また文章の起承転結もなっていないブログになりましたが、まあそういうわけでみなさんも気をつけてくださいね、という内容でした。