月あかり4 | 76歳からの挑戦

76歳からの挑戦

★入院生活から一変したわたしの生活記録★

 

わたしは中学を卒業すると

 

昼は小学校で働き

 

夜 定時制高校へ通った

 

 

 

その日は

 

とても疲れていて

 

授業が終わって

 

帰りのバスに乗ると

 

わたしはすぐに眠ってしまったようだった

 

 

 

 

着いたよ〜

 

バスの運転手さんの声に

 

びっくりして

 

寝ぼけた頭で飛び降りた

 

 

 

ん ここはどこ?

 

バス停留所ではない・・・

 

 

 

 

 

 

月あかりは

 

わたしの家を照らしていた

 

 

 

 

バスの運転手さんは

 

わたしの家の前で停まってくれて

 

熟睡しているわたしを起こし

 

降ろしてくれたのだった

 

 

 

そして

 

バスは月のあかりを屋根に

 

受けながら走り去った

 

 

 

 

 

わたしのポニーテールの髪にも

 

月のしずくが降り注いで

 

いたと思うけれど

 

わたしはそれには

 

気がつかなかった

 

 

 

 

 

 

すぅ

ありがとう❤

感謝