はるかに遠い日
〇〇中学校
3年3組 三宅先生
Kくんはいた
Yくんだっていた
わたしは落ちこぼれ
冬の廊下を
歩いていたとき
靴下をはいていない足が見えた
壁にもたれたYくんだ
就職組やったけど
クラスで1番の成績
そうだ!
Kくんも一緒にいた
クラスで2番の成績
お金持ちのボンやった
なんで?
Yくんが高校に行かれへんのか
切なさがこみあげる
そのとき
ふたりの笑い声が
聞こえてきて・・・
わたしは顔を上げて
一気に廊下を駆け抜けた
15の春
東京に住んでいるKくんに電話をした
わたしは今 歯の治療をしていて 前歯2本を抜き
きれいになるのが5月連休明けなので
それまでは人に会いたくない
故郷に帰るのはその後にして欲しい旨の電話だった
Kくんは
「 ふんふん ええよ〜 」
いや 東京に住んでいるのでええよ〜とは言わん
「 いいよ〜 」
「 でも すぅちゃん行けるのかい 」
「 うん 行ける 」
Kくんは歌がうまくてちょっとした歌手気取りで有名人
せやけど わたしは一緒にカラオケ行ったことないし
Kくんの歌も聴いたことがないねん
「 なんか歌ってほしい歌ある? 」
意外な質問にぎょぎょさかなくん
ウルフルズの笑えれば
とか
玉置浩二のストーリーとか歌えるのか
せやけど わたしは優しいのでこんなことはよう言わん
う〜んう〜ん とっさに出てけえへんがな
えんかでもええんか?
んじゃ フランク永井の 【 おまえに 】はどう?
そらええわ この歌好きやし(古っ)
歌うてくれはんの?
そうやねん Kくんはこんなとこある人やった
自信家で天狗や
せやけど・・・
わたしは最後に釘さされた
Yの代わりに歌うんだよ
(´;ω;`)
すぅ
ありがとう❤
感謝
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