手術編
四日前に赤い杖をついて退院した
みなさまの励ましがあってここまでこれたと思う
いままでのどの手術より過酷だった
わたしの病名は 右臀部未分化肉腫
10万人にひとりかふたりの 悪性 希少がん
主治医は治療法はふたつあると言った
ひとつは なんとか放射線のみ (この場合手術は不可)
ふたつめは放射線+手術
(この場合は右足が不自由になるのは必至)
前者の治癒率は50%か60%
後者は80%
わたしは迷いなく後者を選んだ
そして・・・
赤い松葉杖に頼ることになったのだった
(右臀部のまるみがなくなったとご想像ください)
過酷をきわめた手術は二日にわけて行われ
一日目は半身麻酔 二日目は全身麻酔だった
リハビリ最後の日
エスカレータに乗る練習をした
杖と右足を同時に出せとうしろで叫んでいる
先生はわたしのパジャマのゴムとパンツのゴムを
うしろで思いきしつかんでいた
わたしは目の前の目まぐるしく動くエスカレータが
怖かった
また叫んでいる
勇気を出せ
どうしても足が出ない
一歩目の足が出ない
休憩
「 先生 ここのエスカレータ早くないですか? 」
「 ガハハ! 一緒いっしょ 」
それでも三度目の挑戦で乗ることができた
忘れるな
上りのときは左足と杖を出す
下りのときは右足と杖や
そして降りるときは右足と杖が先や
退院したらいままでできていたことができない
掃除も洗濯も炊事もだ
みんな中途半端だ
せやけど・・・
自分で選んだみちやさかい
ちいさな幸せをみつけて
前をむく
つよく生きよう
雑草のようにたくましく
野に咲く白い花のように清く・・・
81歳からの挑戦が始まった
がんの転移確認は5年
さて・・・
すぅ
ありがとう❤
感謝
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