がん病棟 1 | 76歳からの挑戦

76歳からの挑戦

★入院生活から一変したわたしの生活記録★

 

 手術編

 

 

 四日前に赤い杖をついて退院した

 

 みなさまの励ましがあってここまでこれたと思う

 

 いままでのどの手術より過酷だった

 

 

 わたしの病名は 右臀部未分化肉腫

 

 10万人にひとりかふたりの 悪性 希少がん

 

 

 主治医は治療法はふたつあると言った

 

 ひとつは なんとか放射線のみ (この場合手術は不可)

 

 ふたつめは放射線+手術

 

 (この場合は右足が不自由になるのは必至)

 

 

 前者の治癒率は50%か60%

 

 後者は80%

 

 

 

 わたしは迷いなく後者を選んだ

 

 そして・・・

 

 赤い松葉杖に頼ることになったのだった

 

 (右臀部のまるみがなくなったとご想像ください)

 

 

 

 過酷をきわめた手術は二日にわけて行われ

 

 一日目は半身麻酔 二日目は全身麻酔だった

 

 

 

 

 リハビリ最後の日

 

 エスカレータに乗る練習をした

 

 杖と右足を同時に出せとうしろで叫んでいる

 

 先生はわたしのパジャマのゴムとパンツのゴムを

 

 うしろで思いきしつかんでいた

 

 

 わたしは目の前の目まぐるしく動くエスカレータが

 

 怖かった 

 

 また叫んでいる

 

 

 勇気を出せ

 

 

 どうしても足が出ない

 

 一歩目の足が出ない

 

 

 

 休憩

 

 

 「 先生 ここのエスカレータ早くないですか? 」

 

 「 ガハハ! 一緒いっしょ 」

 

 

 

 それでも三度目の挑戦で乗ることができた

 

 忘れるな

 

 上りのときは左足と杖を出す

 

 下りのときは右足と杖や

 

 そして降りるときは右足と杖が先や

 

 

 

 

 退院したらいままでできていたことができない

 

 掃除も洗濯も炊事もだ

 

 みんな中途半端だ

 

 

 

 

 せやけど・・・

 

 

 自分で選んだみちやさかい

 

 ちいさな幸せをみつけて

 

 前をむく

 

 

 

 

 

 

つよく生きよう

 

雑草のようにたくましく

 

野に咲く白い花のように清く・・・

 

 

 

 

 

 

 

 81歳からの挑戦が始まった

 

 

 

 

 

 がんの転移確認は5年

 

 

 さて・・・

 

 

 

 

 

すぅ

ありがとう❤

感謝

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハート