キャラメルポップコーン  ~公開中の映画に甘口★評価~ -12ページ目

キャラメルポップコーン  ~公開中の映画に甘口★評価~

初めての映画は映画館で観るべし!そんな想いで観た映画の感想、制作秘話、時にはダメ出しをしている小夜子の映画日記です☆

おはようございます、小夜子です晴れ
近々、行きつけの美容院に行ってくる予定です音譜
鎖骨まである髪に、ゆるめのパーマをかけてもらおうと思っています、久しぶりの美容院なので楽しみですラブラブ

今日は5月に読んだ小説の紹介です(^O^)/

■誉田哲也『感染遊戯』(★★★★)
TVドラマにもなった「ストロベリーナイト」の原作を手がけた誉田先生の最新作です。今回も捜査一課殺人犯捜査係の馴染みのメンバーが活躍する警察小説。それぞれの章が独立した事件を取り扱っており、連作短編集のような仕上がり。共通点のない事件が繋がっていく過程は鳥肌ものです。一時期、官僚とその家族が狙われる事件が立て続けに起こり、世間を騒がせたこともありましたが、おそらくその事件を基に執筆したのではないかと思います。C型肝炎、天下り、官僚気質…そんな風刺の利いたテーマになっています。


■濱嘉之『警視庁情報館 ハニートラップ』(★★★)
こちらは警視庁情報館シリーズの続編。色仕掛けによる諜報活動のことを”ハニートラップ”と呼ぶそうです。国防を目的とする組織”公安”と、中国の美人工作員との攻防戦を描いた公安小説です。外交の知識が全くない小夜子には少々難しかったです。が、この筆者が元公安部、元内閣官房内閣情報調査室の経歴を持ち、かなーり政治の裏側も含めてリアルに描かれていました。実際に起こった社会的テロ事件とも絡めながら展開していくので、社会勉強になりました。臨場感溢れる公安の実態をぜひ体感してください!でも難しかったから星は3つですw


■岸田るり子『天使の眠り』(★★★★★)
13年前の元恋人に偶然再会したものの、同姓同名の彼女は全く年をとっていないどころか、若返っており、あげくに全くの別人に変身していたという話。元恋人の意味深な台詞と、隠された事実が見事に絡み合い、最終章に至るまでの文章は初めから全て、このための伏線だったのか!と感心してしまうほど、無駄な文字が一つもない完成度の高い叙述トリックでした。テーマは”親の愛情”でしょうか。ほどよいボリュームですし、まだ記憶が新しいうちに伏線が回収されるのでとても面白かったです。長編すぎると最初の仕掛けを忘れてしまうという残念な小夜子にはぴったりの小説です。最終章のタネ明かしを踏まえて、また初めから読み直し中~☆文句なしの五つ星です!!


■唯川恵『とける、とろける』(★★★)
大人の恋愛、性をテーマに9つの短編作品が収録されています。恋愛小説をよく書かれている作家さんなので、そのつもりで読んでみたらエロス全開でびっくりしました…。うっかり会社で読んだ日には大変なことになります!ご注意ください!小夜子の印象に残った作品は『みんな半分ずつ』『写真の夫』です。パートナーが替われば、自分の立ち位置も相手に合わせて変化するのは当然のことだと思います。両作品では、相手に合わせて変化した”元パートナー”を描いています。暗に”男性のポテンシャルを活かし切れていないのは女性側の問題”と言っているような辛辣なメッセージも含まれています。詳細を書いてしまうと、話がアダルトな方向に進み過ぎてしまうので、今回は自粛ということでw


■唯川恵『瑠璃でもなく、玻璃でもなく』(★★★)
不倫をした女、不倫された女、その二人の間を行き交いする男…昼ドラの香りがしてきそうなプロットですね。唯川先生のお得意ジャンルである”結婚”と”恋愛”をテーマに立場の真逆な女性たちの内面描写に徹底した作品でした。おかげで結婚に対して、甘い幻想を抱かずに済みそうですw 小夜子は現在、結婚に対するモチベーションが低い時期なので、どちらの女性にも共感できないまま読み終わってしまいました。個人的には、昨今の”結婚至上主義”的な考えは賛同しかねてしまいます…。以前の以前のブログ記事でも載せましたが、若い=美徳とはどうしても思えませんので。男女問わず、”年齢”ではなく”人間性”だと思ってしまいます。


■東野圭吾『流星の絆』(★★★★)
流れ星を見上げに行った夜、3人の兄弟たちの両親は惨殺された…そんなインパクトのあるプロローグから始まります。小夜子は知らなかったのですが、すでにドラマ化されて有名な話だったんですね。色んな人にドラマファンと思われ、とまどってしまいました(+_+)小学生だった子供たちが、やがて大人になり、犯人へ復讐する話ですが、重たくなり過ぎないタッチなのでとても読みやすかったです。『白夜行』のように、美貌を逆手にとって成り上がっていく話がお好みな方にもオススメです。


■綾辻行人『フリークス』(★★★★★)
精神病棟を舞台に3つの短編が収録されています。それぞれの患者がセラピーのために日記を書き始めるのですが、物語の進行と日記を絶妙なバランスで調合しており、とても面白かったです。短編ながらにミステリー、そして最終話では読者との謎解きゲームが展開されます。小夜子は全く解けませんでした、完敗です。特に日記に関しては精神疾患の患者からは、世界はこんな風に映るのかと感じてしまうほどに生々しく、とてもフィクションとは思えませんでした。ちょっと変わった世界が好きな小夜子としては100点満点の短編集でしたv(^-^)v


■綾辻行人『時計館の殺人』(★★)
時計ばかりが108個もある某館で起きる密室殺人事件、それは10年前に起きた一人の少女の死から決められていた運命だった、ミステリー小説です。ちなみに日本推理作家協会賞を受賞した大作です。すでにいくつもの『○○館』の小説を発表していますが、シリーズものだと前作の流れが随所に顔を出してくるので、直接ストーリーの流れに影響はなくても、初見の読者としては”置いてけぼり感”を味わうハメになります。しかし、推理小説として読むならば本格的な謎解きに挑戦できるので、ミステリー好きの方は楽しめるかもしれません。


2度目の『天使の眠り』が読み終わったら、次は岸田るり子『めぐり会い』に挑戦しますラブラブ


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では、また明日から映画レビューを再開しますので、宜しくお願いします音譜
小夜子より