弁護士・公認会計士による実務と受験と旅行記！ -3ページ目

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23Aug
- ロースクールに進学した感想
  さて続きを書こう。ロースクールに進学して良かった点は、学者になろうとかいう気が完全に失せたことである。これに気づいたのが最大の収穫であった。やっぱ、オレは実務家がいいわと思った。実務やってからロースクールに行ったことも大きいと思う。もちろんいい先生はいたし、感銘を受けたこともある。だけど、今ならロースクールなんか行かないで予備あるのみである。プロセスとかは司法修習でやれば十分で、むしろ修習で学ぶことである。明日やることを今日やらないのも大事なのだ！
22Aug
- ロースクール進学を決めた理由
  僕はロースクールに行って卒業した。理由は、当時、予備試験は始まったばかりで先行き不明だったというのがあるが、本音は大学でまた勉強してみたかったのだ。社会人になってよくある、あの頃勉強しておけばよかった、、ってやつである。会計士受験してるとき、一時期、学者の道もいいかもとか考えたこともある。そんなんで、働いてるときも、いづれは大学院へと考えていた。専攻は経済学なんかも考えたが、会計士受験の時に、ちゃんと経済学を理解するのは僕の頭では無理であると悟った。それと同時にノーベル賞もある、経済学の奥深さも少しはわかったつもりである。そんなこんなで、趣味と実益を兼ねてロースクール進学を決めたのでした〜
20Aug
- 成田空港国内線
  お盆も終わり職場に戻ってきた〜今回は値段とか色々あり成田空港からの飛行機で帰ってきたのだ。色々言われるてるけど、成田空港は国内最大の国際空港だし、羽田より国内線！って感じがして好きだ！基本、まわり見渡すと国際線飛行機だし、そんな感じもよい。あー、キャセイ飛んだとか、あの飛行機どこのかなとか思ったり。最近、デルタが成田空港撤退で騒がれてるけど、ルフトハンザも撤退してるし。ルフトハンザなんか成田空港開港当初からの航空会社だったんだけどな〜成田空港から国内線乗るの初めてだったから、地味に乗り場がわからず💦福岡から成田空港に来たことはあったど、降りたとこからかなり歩いたなーって印象はあった。したら、その通り飛行機乗るまでかなり歩く歩く。保安検査受けてから乗り場まで8分だかって表示あったけど、歩いたりエスカレーター乗ったり、今度はエスカレーター降りたりで。人の気配も少なく、なんか成田空港なのを忘れるくらい。国内線も、LCCは成田空港が多いけど、国際線のLCCもどんどん増えててLCCメインの空港になりそうな予感！
18Aug
- 法律と税務
  税法も当然に法律であり行政法に含まれる、、なのに法律と税務は区分けされることが多い。計算を伴うことも多いし、なんか毛色が違うというのが一般的な考えかもしれない。前、どこかで税理士のコメントで、税理士は仕訳で考えるが弁護士はそうでないから話が平行線のことがあると言ってた。これは一理あると思う。その上で私見を弁護士要件事実（課税要件事実）や法律効果の観点から考える。その上で、主要事実とか間接事実とか意識する。そのため仕訳では大事でも、法的に意識しないこともある。てか仕訳ってあんまわからない。ただ、これは主張立証の交通整理のためには仕方ない面もあるとおもう。税理士や会計士仕訳からはいる。ちなみに僕もけっこう仕訳から考えるクチである。要件事実や、主要事実とか直接証拠とかはあまり意識しない。てかあんまよくわからない。判例の実は実はあと、民法とかの判例で動機の錯誤って実は税金の問題が判明したからってのが多い。財産分与のとか。これは譲渡所得にあたることが分かったから動機の錯誤だーって事例だと思われる。あと会社法で、合併の錯誤無効も、適格合併が認められなかったから（それかその意識すらなかったな）とか。法律と税務との関係はかなり面白く興味深いので、今後も研究を続けていく所存である。あー、お盆終わりだなー
17Aug
- ケアレスミスの正体
  僕は会計士試験の時からあまり納得できない質問見たいなものがあった。特に計算科目で「ケアレスミスが多くって、どうしたら良いでしょ」みたいな類の質問である。僕はこのような質問というか考えはもたなかった。なぜならケアレスミスがいっぱいというのは単なる実力不足に他ならないと思っていたから。もっと言うとケアレスミスというのはあまり無いもので、ただ出来なかっただけと思っていたから。ケアレスミスが多いという表現で、自分はほんとは実力があるんだーと安心材料みたいにしているように思えたのだ。少なくても勉強中は逃げの姿勢はせずに、間違えたから次は、本試験ではこの間違いはやらないと対策するしかない。ケアレスミスとか言って終わりにすると次も同じ事やるし、成長がないのでないかな。
14Aug
- 監査法人時代のフランス旅行
  昨日会った人はフランス旅行のツアーで一緒だった人なのだ。当時、僕は仕事の進捗を調整し、周りにも話をして確か5日だけのフランス旅行にいった。短いけど、これしかタイミング合うのがなくて。ただ、朝9時20分に出発、帰りは成田の最終帰国便だったのでフルに時間を使えとても楽しい旅行だった。で、昨日会った人は当時は学生だった。気が合い帰国してからもたまに会ったりで、その間お互いの環境も当然ながら色々変化していったりで。このフランス旅行は当時かなり久々のヨーロッパだったのもあり、けっこう身構えたりしたけど、とにかく楽しかった！シャンボール城いって、モンサンミッシェルいって、ヴェルサイユ宮殿いって。あと何日かで夜のルーブルいったり。最終日は単独行動してオペラ座のとこでフランスパンかじってコーラ飲んでみたり。コーラ飲んだのって、あの時が最後かもしんない^_^アデュ！
12Aug
- 本試験で寝れないとき
  昨日帰ってきたんだけど、あまり見たこと無い程飛行機が空いてた。。乗ったと思ったら、もうドアを閉めますのアナウンスが。。今日は新宿へ。明日は上野で三国志展見てから、約束があるからまた新宿へ。三国志展行く人はSee you.さて、けっこう、本試験で悩むことがあるであろうタイトルのことである。以前書いた記事で予備校講師のことを書いたが、この講師は僕が会計士受験の時にTACにいた人で。本試験では良く寝れないことが多い。いや、良く寝れるほうが少ないと思われる。数日に及ぶ試験だと初日のみならず、初日以降の試験も不安になるかもしれない。この際、オレだって寝れなかったんだから平気だよ、、なんて言う気はない。ここで、上記講師の言葉を送ろう。「人間3日くらい寝なくても死にません！」というわけで気にしないことが大事である。試験は気合が入ってるから、開始してしまえば、なんとかなる、いや、なんとでもなるものでしょう。あと体が疲れてるから、試験に関係ないところでは体に負担がかからないようにするとか。加えて、普段の勉強では頭がうまく働かなくても手が勝手に動くくらい、体に叩き込むことか。緊張もする本試験では、勝手に動くくらいにするのは大事なことでしょう。
10Aug
- 公認会計士という職業の魅力
  実は、初めて首都圏以外のある街で暮らしている。思えば旅行によく行ったのも、他の街に住んでみたい気持ちがあったからだし。今住んでる街は初めて旅行で来た時に、ここに住みたい！と思った街で、時を超えた縁で、ホントに住むことになったというわけだ。で、今日はテレビドラマにもなった街を観光して、明日帰省する。帰省って下りをイメージすることが多いが、僕は上りなんで気楽である。12月29日に大阪行ったことがあるが、東京駅ではホームの下まで人がいるのに、大阪から東京は普通の乗客数で金券ショップのチケットも使えてしまうという。東京一極集中おそるべしであーる。前置きが長くなりすぎたが、魅力を語るシリーズ第三弾！以前の記事と重複する面もあるが、今さらながら公認会計士の魅力を語ってみたい。色んな会社にいける色んな会社のビジネスモデルがわかる数字の先に人がみえる！！色々な人に会える事務所が大きいのはそれ自体、経験できることが多いデメリットは知名度が無い点であるが、これは逆に良いこともあると思う。でも会計士ってホント人気なくなってきたよな弁護士もだけど
09Aug
- 取得した資格一覧
  一緒に仕事してる人と昨日、急に飲みに行き、例のごとく飲みすぎた💦でもこの人とは話も仕事も波長が合ってきて、とても楽しくかつ良い仕事をさせてもらっている。自分でもそれなりにやってるつもりであるが、周りがいないと何もできないのを本当に実感しているところである。ところでところで。受験記事を書いていたので、今までの戦績みたいな合格した試験を書いてみたい。以下は時系列でならんでいる。なお、会計士の修了考査や司法試験の二回試験とかは除いてある。税理士簿記論↓簿記一級↓経済学検定（それなんだ！？）↓公認会計士第二次試験↓↓（10年ほどたつ）↓↓行政書士（実際に受験した）↓司法試験て流れである。なんか色々やってんなーと思うけど、それぞれの経験が今に役立ってるなと思うとこ。
07Aug
- 逃げ道の先には、行き止まりしかない
  かなりの名セリフだね。勝負の世界に生きる者として当然の考えなのでしょう。一方、普通に暮らす人にとっては逃げるのもいい事があるのかもしんない。自然界だと強い相手に会ったら逃げないと死んじゃうし💦さてさて、ここのところ話を聞くことが増えて、急にだけど責任逃れのことを考えた。監査法人の時の上の人は、僕が現場を任されるときに「なにかあったら、止めるから好きにやったらいい。張り切りすぎるくらいでちょうどいい」というようなことを言ってくれた。だからやりがいがあったし、なにかあった時は相談や報告がしやすく、とても仕事がやり易かった一方、友達の法律事務所であるが。ボスは自分が間違えたゴメンとは言えないから、何かあると人のせいにして責任をとらないらしい。よくある気がする。俺は知らないと言っても、それこそ責任から逃げ切れるわけではないんだが、上がそうだと他の人もその感じを受け継ぎ、誰も責任をとらない職場となる。僕の前いた事務所もそうだったが、上がゴメンと認めて素直にやればいいのに、人のせいにしたりするから仕事が進まないことが多かった。くだらないね。今は自分で納得した仕事ができているが、変な職場に行った友達は結構他に行ってしまった。惜しい人材だと思うんだけどなぁ。今日の一言足をひっぱらずに手をひっぱって！
05Aug
- Dejavu
  来週からお盆で結構休むので今週中にそれなりに仕事を終わらせたいとこだ。一応終わらせる予定立ててるけど、なんとかなるんぢゃないかなって思ってる。考えてみると書類読む速さや、その後の処理速度って受験時代に磨かれた気がする。我ながら結構スピードは早いと思われ、振り返ると論文式試験の時と重なることがある。また、司法研修所で身につけたと思われる能力みたいなものを感じることもある。これってデジャブなわけはない😏そいや浜崎あゆみが本出したけど、あーゆー話題って、本人にとっては大事なことでも他人からみると全然大事なことじゃないって典型だとおもった。あと、三国志展が盛況らしいから、お盆休みに行ってきまーす！前書いたけど、子供の頃から三国志大好きなのです！
04Aug
- 真夏の太陽
  久々にANAに乗った✈️前はANAカード使ってたことあったから良く乗ってたんだけど、ANAカード辞めてからは久しぶりで。乗るのドキドキしちゃった💦あと国内線で手荷物預けたのも凄い久々だったからちゃんとできるかなぁと思ったが、やっぱりできた。以上ではなく。。ディズニーのお土産持ってる人をみて思ったのだが。夏の思い出って年々少なくなってきたような気がする。高校の時とか夏休みがあったからだろうけど、ワクワクしまくってた気がするんだよな。考えたら会計士の習補習所入ったあたりは、これから社会でるとかそんな時期だったからなんかワクワク感があった。補習所の友達とは遊び行くことも多くて、連休の日に東京駅で待ち合わせしてジャンケンで行き先きめたりとか。で名古屋行くことになり、その後京都行って朝までカラオケ行って始発の新幹線で帰ったり。その後、司法修習あたりだと自分なりに世間をわかった（つもりになってた）から、何かどこか冷めていたような気がする。こうやって大人なる、世慣れする、いや、汚れていくのかね。
03Aug
- 受験勉強と仕事を続けるかの問題（補足）
  結構教育に感心が高いのでいずれは受験指導をしたいなぁと考えている。ロースクールの実務家講師もやってみたい。以前、受験勉強と仕事を続けるかの問題という記事を書いたが、言葉足らずなところがあったので、補足をしたい。自分自信、会計士の旧試験受かった後に謎の制度変更で新試験の租税法・監査論を受け（させられ）てその際に通常勤務しながら勉強して試験うけたり。後、会計士の修了考査も仕事しながらだが、なんせ基本落ちない試験なので、これは働きながら勉強の苦労などは特にない。前回の記事の補足は、試験前に仕事を辞めるのがよいような旨の箇所である。正確な表現としては合格を見込める実力になったにもかかわらず、今一歩本試験で合格に及ばないようなら仕事を辞めて受験に専念するのが良いと思う。あとどんな価値観で受験に望むかは人それぞれであるが、本気で合格したいなら翌年必ず合格するつもりで勉強をすること。翌年ダメでもその次に受かる確率がかなり高まる。仕事を理由に悠長なこと言ってると不合格慣れして、チャンスを逃すことになる。本気で合格を狙うと方向性はある程度誰でも同様になる。以上
01Aug
- 泣けるくらい青空
  暑すぎる☀️ホントは暑い夏って大好きなんだけどなぁ^_^ここんとこは色々な人と出会うチャンスが増えてる。話をするだけでとても楽しかったりする！会計士弁護士の人とも知り合ったし、税理士とも知り合いよく話すようになったり。他の分野でずっとやってきた人とも知り合ったりで。なかなか人気者ではないかと思わなくもない😁あと裁判官経験者とかとも話してもなぜか一体感みたいなものがあり、話がスムーズにいく。これは司法修習の一つの機能な気がする。修習のいい点の一つが、先輩が後輩の面倒を見るという点だと思う。そのため期が違えど不思議な一体感みたいなものがあると思う。あと研修所の教材って実務的にもいいものが多いなぁと思う。ちゃんとやるとかなり得るものがあるのでないかな
30Jul
- 海外旅行の魅力
  さてさてきました、魅力シリーズ第二弾！海外旅行の魅力を語ってみたいと思う。一言でいうと異なる文化や価値観に触れるということである。食事も含めて。フランスのシェフだったか、料理はその国の文化そのものである、と言っていた。味というのはいかにおいしくするかを頭を使って考えてきたので、ごもっともな意見である。一言で言ってみたら、それ以上の事を言うこともない気がしてきた。以上
29Jul
- 弁護士という職業の魅力
  どんな希望したものであっても、だんだん悪いとこばかりが目にいくものである。というわけで、あえて弁護士の魅力をいまさら語ってみたい。人生というのは主観的なものなので、周りがどうだろうが自分が希望した仕事ができればまず幸せそうである。そのうえで。弁護士は一応自由業なんで好きなことができるのが魅力である。今やってる仕事もかなり幸せ感じているが、これは弁護士だからできた仕事であると感じており、改めて魅力を認識したところだ。あと、訴訟代理人は基本的に弁護士でなければいけないわけで（繰り返すが基本的に）、訴訟やりたい人は弁護士になる以外の選択肢はそもそもあまりない。まぁ訴訟やらなくてビジネスマンとして生きるでもいいし、その自由さが魅力である。あとぶっちゃけ社会的信頼も得やすい面があるので、それも好きな仕事をしやすい一面かもしれない。ただその社会的信頼は先人達が築いてきたものであるのも忘れてはいけない。結局、使い方は無限に広がるってとこか！
27Jul
- 出雲大社
  そういえばちょっと前に島根旅行に行ったのだった。山陰地方に行ったのは初めてで、松江行き出雲に行った。島根県は東京から行く場合、もっとも飛行機の威力を発揮するエリアの一つはらしい、らしい✈️松江行って、ホテルで電動自転車借りたら快適で色々回ってしまった。それから足立美術館いって。台風とかの時、メンテナンス大変なんだろうなぁと思ったキレイな庭園それから出雲大社。イメージのせいか威厳みたいなものを感じたなそういえば、帰りにやっぱり石見銀山行くことにしていってきましたーひたすら歩いてしまった💦今回思ったこと。やっぱ街はどこも、それぞれアジがありますな！
25Jul
- 監査法人
  いやー、昨日は飲みすぎた(^^;)今日はいくつかやることあったのだがキツかった💦さて、僕の社会人デビューの場は某大手監査法人であった。第一希望のところに入れた。というか当時は試験受かれば誰でも希望の事務所に入れたのだ。今振り返っても、この監査法人で社会人デビューというのはとても良かったと思う。良い点を列挙すると・様々な会社に行き、ビジネスモデルをみることができる。・そこで様々な人に会える。・特に大企業を知ることができる。・監査法人は人が多いため、何かあっても経験したことある人がいる。つまり人材が豊富である。というところだろうか。監査法人は福利厚生が弱いと言われるが、法律事務所よりは遥かに良い。労働環境も法律事務所よりは遥かに良い。あと、これはたまたまだろうが、僕の上の人は義理堅い人が多かった。なんだかんだ、けっこう良い職場だったと思う。
23Jul
- 帰り道は遠回りしたくならない
  村田強かったーその一方。今になり改めて竹原って凄みのある強さを感じさせるボクサーだったなと思う。ここのところ、今までと視点を変えた業務をやっていて仕事がとても楽しい。だから、帰りもすぐには帰らず、職場に残り調べてみたりで。恵まれた環境に感謝である。風通しもいいし。けっこう、意見言うとイヤがったり自分の考え以外はハナから全否定って職場（ボス）多いからね。法律事務所も年配の弁護士なんかは自分が中心で仕切ってないと気がすまないタイプ多いし、何か言われたこと自体が気にくわないとか。監査法人にいた時は、自分で経営財務という週刊専門誌を購入して家で読んでいた。毎週何か知識いれて、クライアントが欲しそうな情報気にしてたりで。ためになる雑談のネタ探しのような感じで。あの時はあんま勉強しようとかでなく、趣味の延長みたいな感じだったから楽しみながらやっていたんだな。いつの間にかそんな気持ちが薄れてきたが、ここのところまた当時の気持ちが蘇ってきて、いい感じである。自分のためでもあるので。まぁ常に勉強してアップデートするのは当たり前のことなんだけどね。
22Jul
- 泣いて馬謖を切るの美学
  写真はガイ亭である、、わけない。高知県の桂浜である。雨と風が強かった〜最近、三国志展をやっていたりで、またまた三国志が熱いみたいである。僕自身、子供の頃に横山光輝さんの三国志を読んで以来大好きなのである。どうも、僕は斜めにみたがるところがある。さてさて、有名な故事である「泣いて馬謖を切る」である。正史では張郃が圧勝（演技では司馬懿が）し、馬謖はボロ負け。一般的には孔明が可愛がっていた馬謖がガイ亭の戦いでボロをやったため、孔明が心を鬼にして馬謖を打ち首にしたと。今もあえて心を鬼にするみたいな意味で使われている。ここで、劉備は白帝城で亡くなる際に、孔明に対し「馬謖は口がでかいだけだから、大きな仕事は任せるな」という旨の遺言めいた言葉を残している。昔見た本で、ガイ亭の戦いは孔明のお眼鏡違いこそ問題と書いてる人がいたが、個人的には全く同感である。それが馬謖を打ち首にすることで、最終的に美談のようになってしまっていて、本来の意味とは違うような気がする。本来の意味と違うように伝わっている面があるのは、ハンムラビ法典もそうかもしんない。目には目を、歯には歯をってのは、目をやられたや目にとどめろ、歯をやられたら歯にとどめろという、やりすぎないで恨みの連鎖を止める趣旨らしい。この趣旨はハンムラビ法典が見つかった時から、法典の全趣旨から明らかだったそうだ。でも違った意味でとらえられちゃったみたいである。