たまにみかける、医師資格と弁護士の両方もってる人。
前チラッと書いたが、シナジーはあるのかってのを書いてみる。

良く言うのが医療訴訟に活かすという意見。
ホントにそうなるのだろうか?

・医療訴訟はそもそも、そんなにマーケットが大きい分野ではない。
・判決を下すのは裁判官であり、基本的に医療の専門ではない。そういう人に対して法律要件に沿って法律文章を書いて説得する必要があるわけだ。
なら、医師としての経験より、弁護士としての実務経験のほうが大きいのではないかと思う。
医療界の常識は法曹会の常識ではないから、法律にのっとり丁寧に説明する必要がある。
つまり医師としての経験があっても、そのままは活かせない。
・だいたいのパターンは医師としての経験があまりなく、実際は弁護士専業の人が多い。
医師と弁護士で両方とも実務経験バリバリって人はあんまいない。
なら医療訴訟において医師としての経験を活かせない(てか医師としてロクに実務しらない)
・両方の資格ともまともにやると取得まで時間がかかる?


というわけで、医師兼弁護士って、そこまでシナジーないと考えている。