「悩むことに満足するなんて、そんな人が、世の中にいるわけがない」
まったく、その通りなんですが・・・。
結果、そうなってしまっている人は、意外に多いのです。
誰しも、悩んでいる最中には、その悩みから抜け出せないでいるときほど、辛く、苦しいことはありません。
ですので一刻も早く、悩みから開放されたいと願うのが普通です。
悩みとは、実に嫌なものです。
さらに悩んでいるとき、たいして進展もないわりには、膨大なエネルギーを消費します。
疲れ果てて、冷静な思考や判断をすることも、出来ないほどの疲労感があります。
その疲労感こそが、第一の落とし穴です。
本来、悩みの原因を見つめ、対処していくべき作業を回避するため、悩むことで自分を錯覚させる場合があるのです。
簡単に言ってしまえば、「悩んでいる間は、行動しなくて良い」と、何ともおかしな状況を自ら無意識のうちに作り出す危険が等しく誰にでもあるということです。
つまり、悩んでいること自体を「行動しない理由」にしてしまうのです。
その問題の本質と、その解決策に気がついても、それが自分にとって非常に都合が悪く、その現実を見たくない場合に、この現象が多くおこるようです。
例えば、「油っこくて甘いものを食べるのが大好き」、でも、「疲れる運動はしたくない」しかし「太っていることが悩みで痩せたい」と思う。
どうでしょうか?
太りやすいものを食べることこそが、本人にとっては幸せであり、快適なのです。
さらに、カロリーを消費する運動は疲れるのでやりたくない。
その結果の答え(太っていること)については、大いに不満であり、受け入れたくない現実であり、大いに悩み、ストレスを感じ、そのストレスを解消するために、大好きなものを食べる、こういった状況です。
悩むことを、食べる理由にしている、というわけです。
悩んでいるから、疲れる運動なんてやる気力すらない、ということです。
しかし、悩む疲労感だけは十二分に満喫しているので、結局本人は、悩むことに酔いしれ、満足してしまっている状態となるのです。
自分の悩みに対する認識を、冷静に判断してくことも大切になります。