あだ? | 「ハゲ」じゃなくて「まだ生え揃ってない」だけ…。

「ハゲ」じゃなくて「まだ生え揃ってない」だけ…。

46歳にもなって、いつまでもこんなくだらないコトばかり考えてていーんだろーか・・・(^^;

もう15年くらい前になるだろうか。

当時、東京に住んでいたボクは、広島に帰省するときには新幹線に乗っていた。

まだのぞみが登場する前のことで、ヘタをする(停車駅が多いのに乗ったりとか)と、新幹線に乗っている時間だけで5時間以上かかったものだ。


あの頃のボクは「時間に縛られるのなんて、ごめんだぜ。ふっ!」ということで指定席には乗らず、もっぱら自由席に好んで乗っていた。ま、ビンボーだったから指定料金の節約という意味もあったが、一番の理由は「この電車に乗らなきゃいけない!」という脅迫感がイヤだったのよ。福山に停まる広島行きのひかりだったら1時間に1本は出ていたので、長くてもホームで1時間待てば、次の自由席に座ることができる。ま、ヒマだったことと、待つことを厭わないほど若かったからできた芸当ではあるけどね。


そんなある時、帰省からの帰りで上京するボクは、やはりひかりの自由席に乗っていた。新年ということで帰省帰りの客が多く、自由席の通路には大勢の乗客が立って乗っていた。

と、通路側の席に座っていたボクの横に立っていたにーちゃん(ねーちゃんではない。断じて、にーちゃん)が、おもむろにバッグからおにぎりを取り出し、むしゃむしゃ食べ始めたのである。

それを見たボク、<気の毒になぁ>と思い、「どうぞ座って食べて下さい」と、席を譲ったのね。

にーちゃんは、「あ、ありがとうございます!」とお礼を言い、ボクに代わって座席に座り、おにぎりの続きを食べ始めた。

が、そのにーちゃん、ものすごい勢いでバクバクとおにぎりを平らげ、最後にほおばったおにぎりをお茶で流し込むと、「ありがとうございました!」と言って立ち上がり、ボクに座席を返してくれたのよ。


なーんかふくざつ。


もしかしたら、通路に立ったままであれば、にーちゃんはおにぎりをゆっくりと味わって食べることができたのかもしれない。

そりゃ、立ったままであれば食べにくいだろうし、お茶を飲むのも一苦労だろう。

でも、<あちゃー。こりゃ早く食べ終わって席を戻さなきゃ>と焦る必要がなかったことは確かだ。


席を譲ってあげたことで、無意識にも「ボク、いいコトしたよね」と自己満足していたボクなんだけど、そのにーちゃんにとって本当に<ありがたい>ことだったのかどうか、未だに謎のままである。


まぁ、席を譲らずに過ごし、<あのとき、譲ってあげればよかったかなぁ。でも、譲らなかったから気兼ねなく食べることができてよかったのかもなぁ。んー、どっちかなぁ>という、逆の謎を残したままでいるよりも、マシか。