TSUTAYAの会員カード期限が切れるという通知がきたので、更新に行ってきました。
更新にあたって「1本貸し出し無料」という特典がついてたので、ついでにDVDを何本か借りてきました。
その中のひとつ。「二百三高地」。
日露戦争における中国大陸での戦闘の様子を描いた映画である。昭和55年だから、もう25年も前の作品になる。
この作品の中で、抽象的な1シーンがあった。
丹波哲郎扮する児玉大将と、仲代達矢扮する乃木大将が、乃木大将持参の茹で栗を分け合って食べるシーン。
児玉大将は、栗をつかむと、そのまま口にほおばり、皮ごと食べてしまう(皮は後で出すのだろう)。
対して乃木大将は、厳寒の地において手袋を脱ぎ、栗の皮を丁寧に剥いて食べる。
この映画で描かれている実際の戦闘において、乃木大将は周到に用意をし、(大本営の意向に沿って不本意ながらも不完全な状態ではあったが)正攻法で敵地を攻撃し、3度の失敗を重ねていた。
かたや児玉大将は、その乃木大将の後任に座るや、見方将兵の犠牲をも厭わず大胆な攻撃を開始し、見事二百三高地を攻略するのだった。
先の栗を食するシーンは、両大将の戦略上の考え方を端的にあらわしたものとして受け取ることができる。
この映画の中では、そして歴史上の史実としては、児玉大将のとった戦術(戦略ではなくて、ね)が奏功し、大日本帝国軍は二百三高地をおとしめるのだが、これはあくまでも歴史の1ページ、そのときの風向きによる結果論であると思いたい。
ボクは、栗はやはり皮を剥いてから食べたいと思う。
スイカも、目に見える種はスプーンの取っ手で取り除き、できうるならば奥に潜んでいる種も取り除いた上で、安心してがぶっ!とかぶりつきたいと思う。
結果としては、用意周到な乃木大将ではなく勇猛果敢な児玉大将が功を成したことになってはいるが、ボクとしてはやはり乃木大将のやりかたを支持したい。
でも、日露戦争から100年を経た現在でもなお、やはり「やっちゃったモン勝ち」の風潮は消え去っていないような気がするんだよね。
はぁ・・・。