左、世界恐怖小説全集12「屍衣の花嫁」昭和34年初版、右、創元推理文庫「世界怪奇実話集 屍衣の花嫁」2020年初版、ともに東京創元社刊です。編訳は英国の怪奇譚を訳させては右に出る者無しの故・平井呈一先生。そう、これは同じ出版社が出した同じ本、60年の時を経てのリバイバルであります。世界恐怖小説全集全12巻を揃えて独り悦に入っていた僕を嗤うかのように突然この復刊はなされたのでした。2年ちょっと前のことです。買いましたよ、勿論。オシャレな装丁だしアンソロジストとして有名な東雅夫先生の新解説も付いてるし。きっとこっちを読むんだろうなあ。そうすると前の本は真鍋博さんの函絵が値打ちのオブジェにならざるを得ません。ああ、あんな値段で買うんじゃなかった、函に背割れはあるし月報は欠けてるし(泣)。こうなればこの巻の完本を見つけてリベンジだ(笑)。こうして古本コレクターの妄執は燃え立つのでありました。