持病のうつが悪くなると途端に本が読めなくなる。年によって異なるが3~5ヶ月ぐらい。そんな時、少しでも頭に刺激を与えよう、頭を鈍らせまいと思えば頼りは漫画だ。この本はその目的にぴったりだった。高橋葉介先生デビュー45周年記念コミックで先生の代表作「夢幻紳士」の40年目の最新作だ。期待に違わず面白く、心地よく頭脳を刺激してくれた。これに促されて「夢幻紳士 回帰篇」や「ストーリー・テラア」、さらに昔の「夢幻紳士 怪奇篇」も読んでみた。高橋葉介先生のファンで良かったと思った。