神尾 亮の「麻雀のような人生に人生のような麻雀を」 -19ページ目

 

 

 

 

「夢をかなえる麻雀ノート」(近代麻雀戦術シリーズ)

 

著:神尾 亮

監修:朝倉 康心(U-NEXT Pirates)

 

 

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「神尾さん、意外に昭和系雀士なんですね。」

 

 

 

初めての打ち合わせ。

 

 

振り返りブログを見せると、金本さんはそう言った。

 

 

 

 
 
もともと、モンドを見て麻雀を覚えた私は、
 
 
小島先生、金子さん、荒さん、森山さん、萩原さんのように、あっと驚く手順で、視聴者を感動させるような麻雀が好きだった。
 
 
そのため、
 
 
役無しカンチャンドラ1はリーチできないし
 
役牌ワンスルーは当たり前、
 
ピンフドラ1をダマにしていた時代もあるほどの昭和系雀士だった。
 
 
しかし、プロになってからは、なかなか結果が出せず、
 
慣れないカンチャンドラ1リーチをかけたり、
 
役牌の1鳴きもしたりするように自分の麻雀を変えていった。
 
 
 
そういったもがいている様子をブログから感じ取ることができ、それを面白いと言ってくれたのだ。
 
 
 
 

「昭和系雀士が、今の時代にあわせてもがいている姿を本にすると売れるかもしれないですね。」

 

 

たしかに面白そう。売れるかもしれない。

 

 

 

「ただ・・・」

 
 
ただ?
 
 
 

「このブログの振り返りが、果たして正しいのか分かりませんね。」

 
 
 
 
たしかにそうだ。
 
 
そもそもこの神尾の振り返りが正しいか分からない。
 
 
自分がタイトルの1つや2つ取っているのであれば、
 
(ほら、この振り返り正しいからタイトル取れたでしょ。)と言えるのだが、
 
何でもないプロ歴5年目のペーペー雀士なので、
 
書かれている振り返りに、説得力がないのだ。
 
 
 

「トッププロの誰かにこれを見てもらって、正しいかどうか教えてもらうっていうのはどうでしょう。」

 
 
これは嬉しい。
 
 
トッププロの視点で、自分の思考が正しいのか教えてもらえるチャンスなんてなかなかない。
 
 
 
 

「誰に教わりたいですか。」

 
 
 
 
さて、分岐である。
 
 
 
先生役を誰にお願いするかによって、
 
 
本が出版されるかどうか、
本が売れるかどうかが決まると瞬時に思った。
 
 
 
 
 
 
 
大好きな金子さん?
 
 
いやいや、金子さんにお願いするのはさすがに気が引ける。
 
というかもともと金子さんの遺伝子は自分の麻雀に入っている。
 
 
だから金子さんにお願いするのは本の方向性としてブレそうだ。
 
 
 
 
 
昭和系雀士が、今の時代にあわせて強くなるために・・・
 
 
 
 
誰に教わるのがよいか・・・?
 
 
 
 

 

 

 

 
 

 

 
「アサピンさんでお願いします!!!」
 
 
 
 
アサピンさんこと朝倉康心プロは、
 
言わずと知れた初代、11代天鳳位。
 
ネット麻雀で結果を出して、最高位戦プロになり、
 
たった1年でA1リーグに昇級し、
 
Mリーガーとしても活躍するトッププロである。
 
 
 
ネット麻雀で実績を出しているということからも、
 
今の時代のトッププロだと言えるだろう。
 
 
 
 
そして、それだけではなく、
 
 
 
アサピンさんにお願いしたい大きな理由が、2つあった。
 
 
 
1つは、
 
 
 
 
「麻雀の失敗学」
 
 
 
このアサピンさんの著書「麻雀の失敗学」をちょうど読んだばかりだったのだ。
 
 
アサピンさんの読みの精度と期待値計算は本当に緻密で、とても分かりやすい。
 
 
昭和な考え方とはベクトルの異なる、技術的な視点で麻雀を捉えるトッププロに教わりたいと思ったのである。
 
 
 
 
 
そして2つ目の理由は、
 
 
 
 
ネット上の影響力の大きさである。
 
 
 
 
アサピンさんは、本当にネット民に好かれる。
 
 
大事な対局で勝っても、負けても、
 
応援してくれるファンの反応は著しく、
 
そしてアンチの方々も大盛り上がりである。
 
 
ファンとアンチをあんなにも抱える麻雀プロはなかなかいない。
 
 
 
アンチがいるというのは本当にうらやましい。
 
 
それだけ注目されているということなのだ。
 
 
 
 
安倍晋三が失言するのを見たくて国会中継を見ている人もいるし、
 
 
ジャイアンツが負けるところを見たくてプロ野球中継を見ている人もいる。
 
 
 
アンチを抱えてはじめて、一流なのだ。
 
 
 
 
残念ながら「神尾のことがキライだ」と高らかに言ってくれるアンチの方は今のところいない。
 
 
まぁ神尾が小粒だから仕方がない。
 
 
 
 
だからこそ、アサピンさんの影響力、発信力に乗っからせてほしいと思ったのだ。
(アサピンさん、気分を害されたらごめんなさいw)
 
 
 
 
 
 

「もしもし、アサピンー?今何してるのー?」

 

 

 

 

 

「今大阪に旅行に来てますー。」

 

 

 

「新婚旅行かな。 最高位戦の神尾さんって分かるー?」

 

 

 

 

 

「分かりますよー。」

 

 

 

「その神尾さんと本を出す打ち合わせをしているんだけど、先生役をアサピンにやってもらいたいんだよね。」

 

 

 

 

 

「いいですよー。」

 

 

 

「ありがとー。じゃあまた詳細決まったら連絡するー。」

 

 

 

 

こうして、アサピンさんに麻雀を教わることが決まったのである。
 
 
 
今思うと、この選択は本当に正しかったと思っている。
 
 
アサピンさんの説明は分かりやすく、
論理的で、数学的で、実戦的だった。
 
 
そして、おそらく神尾に説明しているという意識はアサピンさんにはほとんどなく、
 
 
ただただその局面だけを見て、思ったことを述べてくれている感じだった。
 
 
 
 
本を読めば分かりますが、めちゃめちゃ勉強になります。
 
本当に感謝しています。
 
 
 
ここだけの話、アサピンさんに麻雀を教わってから、格段に麻雀が強くなった。
 
 
以前は、麻雀を打っていて、感情的になることがそれなりにあったのだが、
 
ほぼ無感情に作業として麻雀を打てるようになったのだ。
 
 
その結果、
 
最高位戦ルールを打てる麻雀店「茂奈呼」のフリーでは、
 
135半荘の平均着順2.17トータルスコア+1247.1という成績を出せ、
 
 
先日のリーグ戦第1節でもトップ3回取れた。
 
 
 
アサピンさん凄すぎる。
 
効果が出すぎて、正直こわい。
 
 
 
あらためて、ありがとうございました。
 
 
 
 
 

ということで、

 

 
 
引き続きMリーグセミファイナル頑張って下さい!!!(泣)
 
 
 
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