土田浩翔プロの「運を育てる」です。
土田プロがどのように麻雀人生を歩んできたか、 麻雀に対して、運に対して、どのように考えているかが凝縮されている1冊です。
先日、同期の吉田葵ちゃんにも誕生日プレゼントで渡しました。
昔から本を読むのが苦手で、
本を与えられると、だいたい後ろから読んで結末を先に知り、
第1章のはじめの部分を斜め読みして登場人物と設定を把握し、
あとは各章の終盤あたりをペラペラ速読して読んだ気にするタイプでした。
学校の読書感想文とかは、ほとんどそんな感じで夏休み最後の日にやっていましたね。
ですから、私はしっかりと本を読みこむというのはなかなかできないのです。
ところがこの「運を育てる」は、内容が面白いだけでなく、
章と章のつなぎもスムーズで読み心地がよく、買ったその日のうちに読破してしまいました。
表紙のイメージのような「自然」を感じさせるような感覚で、体が癒されていくのです。
でも本って、ただ読めばいいってわけじゃないんですよね。
重要な要素があったのならば、それをしっかりと体にインプットして、場面に応じてアウトプットできないといけません。
せっかく土田さんの本を読んでいたのに・・・。
C3リーグ第3節。
対戦相手は、元島明子プロ、中川英一プロ、佐野央プロ。
1回戦 オーラス。
佐野 38000点
元島 26200点
神尾 27000点
中川 28800点
という大接戦でむかえます。
この状況、1000点打つとラスになり、2000点あがると2着になるという天国か地獄です。
配牌が配られると、中が対子以外には何もなし。
鳴きじかけで2着を取りにいく選択をします。
1枚目から中をポン。
数巡後、スピードをあわせて現状2着目の中川さんもしかけてきます。
その後2sポンして6-9mのテンパイ。
9sが暗刻でしたので、ツモって400/700でもまくれますし、
中川さんからのロンでもまくれます。
ここからがまさに天国か地獄かのせめぎ合い。
攻めてきている中川さんに1000点でも打つとラスですからね。
流局間際、4枚目の9sを引いてきます。
この9sはまず中川さんには通ります。
1000点打ってラスにならないことを考えるとこの9sはツモ切りです。
カン。
リンシャン牌に賭けることにしました。
待ちは6-9m。
新ドラ表示牌をめくると、そこにまず9m。
アガリ牌が1枚減ります。
リンシャン牌を持ってくると・・・
6m。
ツモ。1000/2000。(中、嶺上開花の60符2翻)
初戦は2着。 +11.0。
攻める選択が見事にハマりました。
問題は、2回戦目。
東2局。この日はじめてのミスをします。
ドラは3s。
ドラ引きにそなえて、配牌時からあった1s5sを残していました。(3sを引くと135のリャンカンの形になるため)
しかし場況を見ると、6-9p待ちが非常に良く、
ターツ選択時に、自信のある7p8pを残して5sを切りました。
次巡、ドラの3sを引いてきます。
6-9pに自信があるのだから、1s3sなど残さず、
7p8pと心中すればよいのに、 ただドラだということだけでこの1s3sを残して7p8pを外してしまいます。
結果的に、カン2sテンパイ。
ドラ表示牌の2s待ち。
自信もないのに、口が「リーチ」と宣言します。
すると、親の元島さんから追っかけリーチ。
私が持ってきたのは6m。
ロン。メンタンピン3色ドラドラ。18000。
リーグ戦での過去最高放銃点を記録しました。
持ち点は8000点代となります。
1つのミスが大きな失点をうみました。
東4局。
東が暗刻で、ドラの8s2枚の両面テンパイをします。
場況は絶好で、普段ならダマテンに構えて着実に5200を取りにいく手です。
ここでまた口が「リーチ」と宣言します。
アガれません。流局となります。
南3局。親番。
何としてでも親番を続けたい最後の親。
しかし、下家の中川さんはピンズのチンイツ手で2副露。
終盤、引いてきたのは3p。
この時、点棒はマイナス域まで行っていました。
おとなしくラスを受け入れるのであれば、この3pは打ちません。
しかし体がこの3pを河に放つのです。
ロン。8000。
もう何をやっているのでしょう。
南4局。オーラス。
箱ラス1万点の状況で、早々にドラ単騎に受けるか3-6-9mの3面張に受けるかのテンパイが入ります。
ここはラスを受け入れようと思って3-6-9m待ちでリーチを打ちます。
これもアガれません。流局です。
2回戦目 箱下のラス。△72.0。
土田さんの本にはこう書かれています。
東場終了後、中盤から終盤となる南場をむかえるうえでの心得として、
1.東場の経過を振り返る
2.自身の運の状態を高・中・低に分けて評価する
3.南場の最初に目指すアガリ方は高・中・低に合わせる
4.残り2局となったら、順位をひとつあげるか、原点をキープするアガりをする
5.何をやってもだめなときは立つ鳥跡を濁さぬこと
これらの心得を守ることは、麻雀を大切に思うことであり、対局相手に敬意を払うことに通じます。
いかなる感情も自制することで、心得は達成され、打ち手の尊厳も守られるのです。
まぁ立つ鳥が跡を濁しまくりましたよね。
アガれそうならば欲にとらわれずにダマテンで5200でよかったのです。
親権が維持できないのならば無茶な3pなど打たなければよいのです。
3-6-9mだってダマテンで良かったのかもしれません。このアガリが何かに影響するわけでもないですし。
東2局でミスして18000打った自分を受け入れたくなかったのです。
負けを認めきれない心の弱さが出た2回戦目でした。
3回戦目は何とかトップ。
ラス親でアガれた12000点が決め手でした。 +42.1。
4回戦目はアガれば2着のよーいどんに負けて3着。 △12.7。
2着→4着→1着→3着。
終わってみれば今回もサイクルヒットで△31.6。
3節連続のマイナスで△56.7。
+100勝つどころかプラスにすらできていません。
次節は1か月後。
運を育てるために、まずは生活から見直します。