原作: 末次由紀 監督・脚本: 小泉徳宏
キャスト: 広瀬すず、野村周平、真剣佑、上白石萌音、矢本悠馬、森永悠希、清水尋也、坂口涼太郎、松田美由紀、國村隼

次から次へと量産される、人気漫画の映画は滅多に観にいかない。
しかも、完結してない作品を、2部作以上にするようなやり口も嫌いだ。
だって、全部見ても完結しないかもしれないんでしょ?2年生編とかやっちゃうんでしょ?

実は、漫画「ちはやふる」については、かなりハマった。

少女漫画で絵は綺麗なんだけど、暑苦しくてずーっとカルタばっかりやってるだけ。
でも、勝敗の行方が気になって読む手が全然止まらない。

漫画がすきならなおさら、映画化とか興味ないタチなんだけど、予告編のできがなかなか良くって、観たくなっちゃったので観てきた。


●満足度:83点

全校百人一首大会、小学生の頃あったなー。やたら強い奴いたなー。
覚えれば覚えるほど面白くなってくるんだけど、そんなに覚える前に辞めちゃったなー。
20番くらいまで覚えたようなきがするけど、全部忘れた。
結局、皆が同じ土俵で戦える坊主めくりのほうが流行ったのは、どこの学校でも同じかな?

原作と違った味を出しながらそれぞれのキャラクターが魅力的に描けているのが良かった。
とにかく絵になる広瀬すずの魅力を筆頭に、イメージぴったりな新演じる真剣佑の素敵さ、和を重んじる上白石萌音の柔らかさ、原作のデブキャラをデブにならず別の愛嬌をもって演じた矢本悠馬は特に素晴らしかった。

美しいオープニングだったものの序盤のドタバタパートは、若干滑り気味で心配にもなったが、肝心のカルタのシーンに迫力があったのが、何よりのプラスポイント。必至(時にブサイク)の顔つきでバシンバシンと畳を叩く姿に燃える。Perfumeを使った予告編からその片鱗は見せていたが、BGMの使い方もうまい。
真剣勝負で音が止まり、劇場全体がシーンとなるところなんかゾクゾクしちゃったもの。

ストーリー展開は、この手の作品なら当然とも言えるがサクサクと進むが、雑さは感じなかった。
机くんの挫折のくだりは前半で一番好きなところて、そこをピックアップしてくれたのは嬉しいし、やっぱりウルっときちゃいましたよ。
一点、カルタの戦術とか駆け引きのところまではあまり踏み込めておらず、勢いだけで押し切ってるようにしか見えないのは、勿体ないところではあったが、この辺りは、後編での描写を期待。

まぶしく、美しく、カッコ良い青春映画だった! 後編も観るぞ!

クイーン役の松岡茉優は、まだ本編には全く出てこないのでご注意を。