頭の働きを良くするための魚……青魚
DHAの豊富な魚
脳の神経細胞は、コンペイ糖によく似ている。しなやかな突起を、四方八方に伸ばした形をしているのだ。神経細胞は脳内に無数あり、突起状の先端部分から、アセチルコリンという神経伝達物質を放出したり、受け取ったりすることで、お互いに情報のやりとりをしている。この「情報のやりとり」こそが、覚えたり、考えたり、創造したり、学習したり、判断したりといった、「脳の働き」そのものなのである。
ここで重要になるのがDHA、魚の脂質に多いドコサヘキサエン酸だ。DHAは、「頭の良くなる食べ物」として知名度も高いが、マグロをはじめ、ブリ、イワシ、サンマ、サバ、ウナギなど、背の青い魚に豊富に含まれている。味の淡白なタラなど、白身の魚にはあまり含まれていない。特に含有量の多い部分は、眼球の後部で、イワシなどはまるごと1匹、頭も食べた方が、その利用効率は高くなる。
海馬で記憶する
DHAは、もともと私たちの脳の中にたくさん存在している物質だ。脳に通じる血管には、血液脳関門という、重要なチェック機構がある。これは、昔の街道の、いわば関所のような働きをしていて、脳に必要な物質だけを取り入れるための機構である。人間という生命体にとって、脳は重要な器官であり、異物の侵入を厳しく見張っているわけである。DHAは、この「関所」をフリーに通り抜けて、脳の中に入っていくことができる。つまり、脳が正常に機能する上で、DHAは、とても重要な物質であることを示している。脳の中でも、特にDHAの多いのが、記録をつかさどる「海馬」という部分である。脳内のほかの部分では、DHAが平均して10パーセントほど含まれているのに対して、海馬には20パーセント以上も含まれているのだ。DHAは、脳の中で、どのような働きをしているかというと、これが重要なのだ。「海馬」は、タツノオトシゴのことで、形が似ていることから、その名がついたのだ。
シナプスを柔軟にするのがDHA
海馬は記憶の中枢であり、記憶マシンなのだ。人間は、だいたい30代の後半あたりから、次第に物覚えが悪くなっていく。もちろん個人差はあるが、テレビタレントの名前が出てこなかったり、電話番号を忘れたりする。脳もほかの器官と同じように、構造そのものが年齢とともに老化し、50歳を過ぎると、海馬の働きも性能も落ちてくる。アルツハイマー型の痴呆症の場合、海馬のDHAが激減しているという。DHAが記憶と深い係わり合いを持っていることがわかるだろう。DHAは、また、神経細胞の突起部分(シナプスという)に多く含まれている。その役目は、シナプスの先端を柔軟にして、アセチルコリンの放出や受け取り――つまり、キャッチボールを活発にすることだ。もし、先端部分のDHAが減少すれば、情報のやりとりが遅れたり、途中で途切れてしまう怖れが出てくる。つまり記憶力の低下や、判断能力が衰えてしまうのだ。突起の先端部分が柔らかいほど、神経細胞の技能は優秀ということになる。以上のように、青魚に多く含まれているDHAという脂肪酸は、記憶をはじめ、学習、思考、判断、創造など、脳の働きのすべてに関係していることがわかる。積極的にDHAを取り入れることは、脳の力を強化することであり、「頭を良くする」ことにつながっていく。DHAの不足は、記憶力の質や学習意欲の衰え、時には老人の痴呆症にも関係するといわれるほど、脳の機能にとっては重要なのである。DHAは、1日に1グラム前後取るのが理想的とみられ、マグロの刺身なら4、5切れ、サバなら1匹、イワシなら2匹程度で充分に補給できる。
では、どのような食べ方が理想的か。
DHAは魚の脂なので、脂のロスを出さない食べ方がベスト。煮たり、焼いたり、加熱したりすると、20パーセント前後の脂が流出してしまう。一番いいのは刺身だ。回転ずしなどが理想的で、旬の脂の乗ったものをチョイスすべきである。200円前後で買うことができるサバ缶もよい。EPA(エイコサペンタエン酸)も豊富であり、血液の流れをサラサラにし、血栓の生成を防いでくれる。さらに、体内の余分な脂肪を燃焼させる効果もあり、ダイエット作用も期待できるのだ。
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