この日の2日目、釜ヶ滝の隧道を見に行った際に目に留まった旧橋台を見に寄ることにしました。
場所はたぶんここら辺、岐阜県郡上市美並町上田。
前方に架かる橋は銘板に「一之橋」「いちのはし」「平成30年9月」「釜ヶ谷」という情報が記載されていました。
何故かQ地図様には記載がなかったです。
それより少しR156側に旧橋の跡が残ってます。
旧橋はわざわざ撤去されてるのですが。
こちら側の親柱を確認。わかりにくいけど「釜ヶ谷」かな。
もう1つは手前の枯れ草なんかにピントが合ってしまいまともな写真がないのですが、現地で辛うじて「一之橋」と書いてあるっぽいのを確認した記憶がなんとなくあります。
対岸に旧道が続いているのでそちらにまわってみましょう。
ガードレールが落ちかけてる？どこから落ちたか不明ですが。
現一之橋を渡って旧道へ、廃道にはなっていないようです。
ここから林道っぽい道が続いているので、旧道も一応は現役みたいです。
林道というより作業道のようでした。
まだできたばかりの道なんですね。後述するストリートビューにそれっぽい分岐がないわけだ。
対岸の橋台部分まで来ました。
「昭和三十七年●月竣功」かな…何月か読めない…。(^_^;)
もう1つの親柱はやはり枯れ草か何かで近寄れず（晴れてたら行ったかも！？）写真を撮ってるけどそこから何が書いてあったか読み取れないし、覚えてない。
たぶん「いちのはし」って書いてあったんだと思うけど。
ちなみに、ここと思われる場所をストリートビューで見ると撮影が2014年で現橋ができる前なので現役の旧橋が見られます。
（2023年4月時点で2014年撮影が最新）
で、次はたぶんこの辺、岐阜県郡上市美並町上田。
ここに架かる橋は銘板に「大洞橋」「おおぼらはし」「平成30年9月」「釜ヶ谷」と記載されていました。
既に写ってますが、左の方に旧橋の痕跡があるので寄ってみます。
まずはR156に近い側から撮影…ってあれ？
ここに来て初めて気づいたけど、こちら側は橋台跡が1つなのに対岸には橋台跡が2つあるんですけど！！
もしかして旧橋と旧旧橋！？
親柱のデザインからしてこちら側は旧旧橋のようですね。
銘板は「釜ヶ谷」「大洞橋」でした。
で、現橋を渡って橋台跡が2つある側へ来ました。
ここは旧橋の橋台側になります。
見にくいけど「おおぼらはし」かな。
「平成3年3月竣工」。
平成生まれなのに既に撤去済みとは…。
親柱のデザインからして対岸は旧旧橋跡のようです。
旧橋跡はまったく痕跡がなさそうなので、現橋に完全に飲み込まれてしまっているようです。
それと現橋の下側に詳細銘板っぽいものが見えるような気がしますね。現地ではたぶん見落としてたんだと思います。
見落としてなくてもズームがしょぼい防水デジカメだとあれは撮れなかったのですが。(´；ω；`)ｳｩｩ
では、隣の旧旧橋の方も確認してみます。
こちらも枯れ草が絡んでて近寄れずこれが限界でした。
…「昭和三十八年」…かな。月は読めません。
残り1つの親柱は…なかったんだったかな…写真がないです。
振り向くと林道（だった気がする）の入口があります。
写真ボケ過ぎですね。
その横には立派な石碑。これもボケてしまってますけど、2行とも最後に「翁」と書かれているようなので何かに尽力した人物の功績を称えるものと思われます。
その近くにあった合併前の「美並村」境界杭。
というわけで、旧橋と旧旧橋の橋台跡を見つけて思いがけない出会いになったわけですが、ブログ用に文章作成するためにこの辺りをストリートビューで開いてみると一之橋同様に旧橋が現役の頃が最新になっています。
ていうか、開いてみてさらにビックリ！旧橋と旧旧橋と書いていた2本の橋が普通に並んで架かってます。
つまりは旧橋を架けて旧旧橋が使われなくなったのではなく、旧旧橋が狭いので旧橋を架けて上下線分離させ（表示はないけどストリートビューで見られる景色からしておそらくそういう運用だったと思われます）てたのが、現橋を架けて旧橋と旧旧橋を撤去したって流れだったみたいですね。
小ネタのつもりで寄ったのに、思いがけず話が膨らんだ。(笑)
それとあと、地図を見てて思ったのがこの地図って旧橋の頃のまま更新されてないようなのですが！？
マピオンもGoogleMapも地理院地図も…。
それでGoogleMapを航空写真モードで見てみました。
地図に描かれた道と少しずれた位置に道路が写ってるように見えます。（黄色矢印）
これが現在の一之橋及び大洞橋を通るルートなのでは！？