年末年始休暇の最終日…だったかな。
冬の間に見に行っておきたい隧道があったので行ってきました。
ある場所に車を停めてだいたいこの辺に歩いてきました。
この付近に堀之内軌道(昭和10年=1935年廃止)の隧道が残っていて、ちょうど2年前にチラ見しに来ています。
小さい神社があり、その手前の矢印した辺りが隧道へアクセスする入口のようなのですが、水路になっているようで長靴必須みたいでそのときは近づくのを断念していました。
今回はちゃんと近づいてみようと長靴で来ました。
…前はここが水路というか小川というか、そんな感じだったのが潰れた藪みたいになってます。
地面が見えないので少し不安だったけど、慎重に進むことにしました。
本当は道路から丸見えの部分からは素早く隠れたいのですが、幸いにも今まで歩いてきた道路は県道37号の旧道ではあるものの線形が良くないせいか交通量が少ないというか見る限りほとんどないので、あまりここに入る瞬間を人に見られる心配が少な目です。
少し進むと体に絡まってくるような笹薮があり、けっこう無理やりに突破しました。(振り返って撮影)
そうするとなんとなく平場というか、軌道跡なのか?空間がありました。
やっとまともに進めると思ったけど、実はこれまでの方がマシでした。(笑)
ここが水路のようになっているので、ものすごいぬかるみで一歩一歩踏み出すたびに足がどんどん泥に沈んでくんです。
確かに長靴でないとヤバイところですね。そして、夏にここ来るのは絶対に嫌ですね。
あ、見えた!
それに、当時のと思われる石垣も現れました。
ここが堀之内軌道で確か唯一の隧道「佐栗谷隧道」です。
この区間が大正12年開業とのことなので、隧道の完成もだいたいそのくらい?
放置されているのに特に坑門のひび割れとか崩れとかなさそうで、しっかり造られたんだろうなという印象を受けます。
あんまし鉄道隧道に見えないけど。
あ、ちなみに開口してるのはこちら菊川市側だけで御前崎市側は以前は開口していたものの現在は閉塞している(埋められた?)ようです。
「きけん」…そうですね、危険そうですね。
ここまで来るのもなかなかでしたけど。(笑)
それより「大井川用水」ってどういうこと?
確かにここ水浸しだけど、隧道は反対側が閉塞してるから「水路隧道」としての第二の隧生を歩んでいるわけでもないだろうし…!?(^_^;)
それに、何故ここにこんなものが!?(;´Д`)
で、内部ですが…入るのはやめておきました。
水没してるし、ここまで来るだけでも十分な気になってしまいました。
過去に内部に入られた方のレポートがネット上にありますので、気になる方はググってみてください。(←ズルw)
頑張って(?)ズーム、わかりにくいけどこれが一番マシに撮れた写真です。
内部は途中から素掘りになっているようで、素掘りの部分が少しだけ見えます。
さらにはけっこう深い横抗もあるみたいですよ。
私はここから写真を撮るだけにしておきます。
で、帰る前にモノクロモードで撮ってみたり。
と、いうわけで帰ります。ここまでの道のりを考えたら再訪はないと思います。(^_^;)
長靴が泥に埋まるところを撮ってみようとしたけど、この辺はたいしたことなかった。
この数歩先で長靴ギリギリくらいまでズブズブ~っと沈んでちょっとヤバイかなと思いましたが、無事に足を抜くことができました。(^_^;)
もし、興味があってここ見に行ってみたいと思われた場合(もちろん推奨はしません)長靴と手袋っていうか軍手はあったほうがいいです。私は手袋しててよかったと思いました。
そして、脱出。
何故かこんな時に限って脱出先の旧道に歩行者が…。(^-^;
初めて見たよ、自分以外の歩行者…。
御前崎市側の坑口はどの辺にあったんだろう?
ここは県道37号旧道の佐栗谷トンネルを出たところですが、この左側の辺りかな?
それかここに写る茶畑の向こう側…たぶんその範囲でしょう。
そこから先はため池になってるみたいで(しかもこの日は何か工事?作業?してて人がいた)そっちまではいかないくらいの範囲だと思います。
このままトボトボと(?)汚れまくった長靴で車まで戻りました。