あららがま、とは
宮古島の言葉で
なにくそ、とか
なんのこれしき、という
不屈の精神を言うんだよ。
ところが
この優等生の部分だけが
ひとり立ちしてしまっていて
もともとは、あまりいい言葉では
なかったらしい。
口にするには
ちょっと、という感じで。
あらら、とは土地
がま、とは
狭い、小さいという
宮古島言葉。
そんなんだったら
別に口にしても
いいんじゃない?と
思うよね。
ところが
あららがま、の
あらら、には
つまらない、大したことない
くだらない、つまらないといった
本来の意味がある。
がま、には
小さい、を
ぐわーというのと同じ。
そうじて
馬鹿にして
見下した表現になる。
でもね。
例えば、どちらかというと
汚い、強い言葉の方がいい
場合もあると思うのね。
その時の辛い感情を
吐き出せるというか。
辛い時って
私もそうだけれど
ついつい相手や自分に向けてしまいがち
コンチクショー、とか。
口汚なく、ののしるような感じ。
まぁ、人や物にではなく
その辛い状況にだけ
その場面だけに向ければ
ちょっとは違うかもしれない。
俯瞰的に見る
第三者的に見る
という感じで。
なかなか出来ないけれど。
誰よりも彼よりも
今、こんなこと書いている私自身が
瞬間湯沸かし器だからさ。
不屈ったって
生身の人間だからね。
聖人君子じゃないから。
だからこそ
伸びしろがあるのよ✨
コブシを固めろ
叩きのめされてもォって
ハウンドドッグしちゃうけれど。
タケさんが
宮古島には
自衛官をご主人に持つ
友だちがいる。
長年住み慣れた
糸満市の阿波根にある
自衛隊の宿舎から
離れたくないと言っていた。
離島なんか行きたくない!
って。
行ってから
宮古島の美しさに驚き
宮古島に住んでいた
おばあちゃんの墓を見つけ
待望の3人目を身ごもり
去年の12月に出産した。
たまに来るLINEに
宮古島のダイソーは
品数が少ないと
ボヤいていたけれど
まぁ、良かったんだよね。
意に反して
複雑な世論戦が
美しい島を覆う沖縄。
苦しみや、悲しみ
やるせなさ、悔し涙
言われなき差別など
飲み込んで来た闇が
沖縄には多いと思うのよ。
そんな暗い部分を
根底にした
あららがま魂。
昔から
いろいろあるけれど
良い悪いを超越したところに
真実があるんだろうなぁ。