ミス・サイゴン帝劇公演開幕まであと約2ヶ月!!
2020公演はコロナ禍で実現しなかったので、今年こそ!の思いで楽しみで仕方無く、ワクワクと予習復習中です。

 

 
2008年公演の時から2014、2016と観劇の度に増えていったベトナム戦争関連の本達。
もっとあったはずなんだけど取り敢えず書棚からピックアップしてきた数冊を又少しずつ読み返しています。
 
この土日はこちら↓を読んで、、
 
自分の中でベトナム戦争と『ミス・サイゴン』が凄く整理されてきて、
その後こちら↓の対談を久し振りに視聴したら、以前より更に神田さんの話に頷いていました。
 
クロネコチャンネル 

神田恭兵さんと愛される「トゥイ」という役に迫る【ミス・サイゴン】(前編) - YouTube

 

神田恭兵さんとWトゥイ対談しました【ミュージカル】(後編) - YouTube

 

 

2008年の神田さん初トゥイから2012年はご出演ではなく、2014年で再び、そして2016年で三度目。神田さんトゥイの変遷が、思いの変化が凄く良く届く対談です。

 

私も2008年から拝見してきて感じた事を色々思い出し、成程!と思ったり、やっぱり!と思ったり。

 

今年、Wの西川大貴さんと作り上げて行かれるであろう2022年のトゥイ、とっても楽しみです。

 

上記の神田さん、西川さんの対談、観劇前の予習として凄くおススメです!!

 

私も開幕前に何度も観てしまうかもです。

そして幾つか読み終えていない本達を今年こそ開幕前までに読み終えてベトナム戦争についてもっと知っておこうと思っています。

 

 

4月にとても温かい素敵な作品に出逢えたので忘れない為に感想などを残しておきたいと思います。

 

 

ミュージカル「犬との約束」東京公演。

よみうり大手町ホール。

2022.4/15~4/24

 

 

 

予想通りのチケット難で初日は観る事が出来ませんでしたが、

何回かの公式の抽選などで数枚購入できた事は幸運でした。

多分、平日でも観劇出来たからで、土日しか時間の都合がつかなかったら厳しかっただろうなと思います。

4/17 夜 、4/19 昼、4/20 昼、4/22 夜、 4/23 前楽、 4/24 千穐楽。

以上の6公演観る事が出来ました。

今回は大阪遠征が出来なかったので東京千秋楽が私のラストです。

 

 

 

『犬との約束』

脚本・演出・振付     岸本功喜

作曲・音楽監督・歌唱指導 小島良太

 

出演 Daniel           織山尚大(少年忍者/ジャニーズJr.)

   George          横山だいすけ    

   Mary             三倉佳奈 

         Suzan           青木さやか

   Kate              玉置成実

   Mr.Mcregor    岡幸二郎

   Mr.Carran      園岡新太郎

   Alex              神田恭兵

   Bob               深堀景介

   Thomas         森山昌之

   Barbara         桑原真希

         Kathy        毬乃ゆい

         Lucy             吉田萌美

 

プログラムには…

1869年アメリカで実際にあった『オールドドラム裁判』をもとに、ミュージカル「魔女の宅急便」のクリエイター陣が贈る『青年と犬との友情』を描いたオリジナルミュージカル!

…とあります。

 

犬との約束…

愛犬ラムを親友のように大切に心の拠り所として暮らす青年(と少年の間位に見えました)ダニエル。

そのラムを野犬と間違われて銃殺されてしまい、正義感溢れる弁護士のジョージと共に裁判でラムの優しさ温かさ大切さ愛情深さを町の人々に伝えるのです。

亡くなったラムに、ラムの素晴しさをきっと伝えると約束するダニエル。 

人との付き合いが苦手だったダニエルが思いをジョージにしっかり伝える場面、痛々しいけれど直向きな強さもあって凄く心に響きました。

ダニエルを演じた織山さんを、私はこの舞台で初めて知りました。

佇まいや歌い方がとてもピッタリ役柄に合っていて、繊細で人と距離を置いているようでありながら優しく愛情深く芯のしっかりしている様子が素敵でした。

重さを全く感じさせないダンスが美しかったです。

 

メインストーリーの犬と青年の友情だけではなく、ダニエルとその周辺の人々の様子も奥深く丁寧に、でも饒舌ではなく描かれていて余韻の残る舞台でした。

メッセージとして根底にあるのは、弱さや愚かさを抱えて生きる人間というものの愛おしさだと感じています。

人それぞれの矛盾も含めて自分も周りも尊重しよう。他の人の大切に思うものを、それは人間かもしれないし動物かも知れないし、或いは思い出かもしれないですが、それぞれの大切を大事にしよう。認めよう。心を寄せよう。そういう思いを作品を通して感じました。

 

沢山の素敵な言葉があり、歌があります。少数精鋭の13人の皆様はどなたも歌唱力が素晴らしくてソロもコーラスも聴き応えあり、耳がとても幸せでした♪

特に私をミュージカルの世界に引き込んだ方々の1人、岡幸二郎さんの美声を沢山堪能出来て嬉しかったです。

 

少しだけ順を追っての思い出しを・・・        

 

初見は、開幕から3日目の、4/17(日)13:00~ 19列。

「イヴ・サンローラン」で通った懐かしいよみうり大手町ホール。

客席は若いお嬢さんが多かったですね。というより観客の殆どが10代20代の女性だったように思います。。勿論違う年代の方や男性もちらほら…。

この作品をきっかけにミュージカルに更に興味を持ち劇場を訪れる若い方が増えたら凄く良いなと思いましたが、作品自体は様々な年代の方が楽しめる内容だと感じています。

 

舞台セットはシンプルで、基本建物の内部であるようなのですが、窓の開閉やそれに伴うライティングの変化などで時間や場所を表現していました。それは農場であったり裁判所であったり、時には屋外であったり。マクレガーさんの家やクラブとジョージの事務所の違いは壁の戸棚の中身で表したりしていました。

 

20分の休憩を入れて2時間半。ピリッとコンパクトな印象を受けました。

1幕で、主人公ダニエルの母と街の権力者マクレガーさんの関係に何かある?と思わされ、2幕で何か進展があるかと思ったのですが具体的には表現されず、でも何かを感じさせたまま色々余韻を残して終わり、上質な短編小説のような感じを受けました。

ダニエルの母メアリーは亡くなった夫との思い出の中に生きているのか、アルコールと息子に依存しているような、危うい感じがありました。

マクレガーさんは、メアリーに惹かれていますよね。過去にも何か繋がりがありそうです。

 

登場人物皆にドラマがあります。

全てを描く訳ではないけれどそれぞれの何かを感じさせてくれます。

 

そして、その中でも、私が神田さんファンという事を差し引いても、神田さんが演じた顧問弁護士アレックスという人物にとても惹かれてしまい、終演後、ずっとアレックスの人生と人間性を考えていました。彼をもっと知りたくなっていました。

 

神田さんのファン過ぎるので(笑)、役の中の人に気を取られてしまう事も実はあるのですが、今回この初見の日は純粋にアレックスに惹かれ、アレックスという人を考えました。

そのビジュアルからエリートのキレキレの多少冷徹な弁護士かと思いきや、全然違って人の心を大切にする思いやり溢れる人物で、チャーミングで、深い視野を持っていて…。

彼の慕うケイト(マクレガーさんの大切な一人娘)が仕事でもライバルの同業者のジョージしか見えていないのが本当に残念です…。

 

 

 4/19日(火) 13:30~ 19列。

神田さんが、「この作品はミュージカル好きの方に是非観てもらいたい作品」とツイートして下さっていたのですが、本当に楽曲や皆様の歌唱が素晴らしくて、曲調での場面の表現の鮮やかさや、歌われている歌詞も心に沁みる言葉ばかりで、ミュージカルの魅力が満載。

音楽の力を凄く感じます。オープニングに流れる曲は明るくて、きっとこの作品から力を受け取れる予感がしました。

 

 

4/20(水) 13:30~ 1列

神田さん、デビュー15周年記念日!!! 

おめでとうございます!!という事で半休してお祝い観劇を決行☆

注釈付きチケット追加抽選に当選したので行ってまいりました。

見切れがあるということで注釈付きだったのですが、見切れはそれ程でもなく、端ですが最前列から観る舞台は臨場感が半端なく、物語への没入感も高まり、眼の前で大好きな歌声を聴けて最高過ぎて…この特別な日にこの席で拝見出来るなんて、もう運を使い果したかと思いました!!

 

よみうり大手町ホールは後方でもしっかり見えるのですが、やはり最前は特別で色々感じられて自分なりに理解を深める事が出来たと思います。

アレックスがケイトに告白する場面は、私の位置からはアレックスは後ろ姿でしたが、背中で沢山の事を語っていて、その背中とケイトの表情からアレックスがどんな表情をしているか分かるようでした。

そしてその後のアレックスのソロに心が奪われ、沢山拍手した後も暫くその歌の余韻の中にいました。(ボブとルーシィーの大事な場面が始まっているんですけどね)

神田さんアレックスのきめ細やかな演技と素晴らしい歌唱に触れ、

神田さんの15年は本当に実り多い15年だと思いました。

その2年めからずっと見て来れて応援して来れたのは本当に幸せです☆

 

 

4/22(金) 18:00~ 18列。

あと4公演と残り少なくなり、私自身も残3公演で「大切にしっかり観る」と改めて。

 

この作品で神田さんは色々なタイプの曲を沢山歌っていらして、ファンとしては本当に嬉しくて耳が凄く幸せでした。

更にアレックスのビジュアルと人間性にもとても惹かれていて目も心も幸せ!!

この日は、とても心に響いていた歌詞をしっかり確認しました。

 

♪その瞬間の貴重さを伝える為に…♪

 

4/23(土) 17:30~ 7列。

前楽! この日、凄く良かった!!いえ、どの日も素晴らしいに違いないのだけど。

皆さんの熱いエネルギーが前へ前へ降り注ぐような。

感情がスパークするような。

語彙力ゼロ表現なんですが、何だか凄く良かった。

ダニエルはじめ、皆さん凄く良かった。

織山君ダニエルは、感情が身体中から溢れていてとても痛々しかったけれど物語の中でダニエルの成長を見せてくれて。

周りの大人の皆さんも熱い!

大評判の皆さんの歌声のこの日も何て素晴らしかった事か!

1幕ラストと2幕ラストの、舞台上に全キャストいて届けて下さる歌声と光とキラキラした表情が最高過ぎて泣く。

 

4/24(日) 13:00~ 17列。

いよいよ千秋楽!!!

本当にラストなので目と耳と心に焼き付けました。

このコロナ禍で最後まで無事上演して頂けた事がまず何より素晴らしいです。

ありがとうございました!!

嬉しいのとほっとしたのと寂しいのとで胸がいっぱいの観劇でした。

後方席だったので、カーテンコールの時に舞台の皆様と立ち上がっている満員の客席を見ていて泣けて来ちゃいました。幸せがホール中に満ち溢れていたと思う。

 

そうなんですよ、幸せが溢れる作品。温かい作品なんです。

家族同然の親友、飼い犬の死という悲しい出来事があるのですけど、

その出来事をきっかけに色々な気付きや乗り越えて行く力や優しさ温かさがあって。

見終えた後に何だか心が救われている。

 

♪人は愚かで愛おしい。その矛盾を抱えて生きて行く。簡単には答えなど出ないのだから~♪

 

この歌の人に対する温かい視線はきっと作者の岸本さんのものなんだと思う。

作中ではアレックスの言葉(歌)なのですが、施設で育ったという彼がこの思いに至るようになるまでにどんな人生を生きてきたのか気になって仕方ないです。

裁判を通して世の中の事を知って来たと歌うけれど、弁護士になる迄の人生も気になってしまって、ふと、神田さんが以前演じた、やはり岸本さんの作品の「オリバーツイスト」のジャック・ドーキンスを思い出し、人の生きる道を、意味を考えていた孤児のジャックの未来がアレックスのようであったらなと思ったりします。

 

『人は愚かで愛おしい。その矛盾を抱えて生きて行く。簡単には答えなど出ないのだから。』

(私はまだ3作品しか拝見出来ていないけれど)この思いは岸本さんの作品に流れる本流の思いだと感じられて、アレックスは岸本さんの代弁者なのだと思います。なのできっと岸本さんの神田さんへの信頼はとても厚いのだと、以前の「オリバーツイスト」でも感じましたが今回も感じている次第です。

あの歌をあのように真っ直ぐに嘘が無く届けて下さる神田さんの歌声と人間性、素晴らしい。

 

『人は愚かで愛おしい。その矛盾を抱えて生きて行く。簡単には答えなど出ないのだから。』

 

このメッセージに凄く救われて、そうだよねと思いながら、日々を生きています。

 

再演、DVD発売、CD発売を切に願っています☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 
 

 

 

 

三寒四温。暖かったり寒かったりを繰り返している今日この頃ですが、まるで真冬に逆戻りのような寒さで冬コートにストールにホカロンまで装着して出勤したり、かと思えば今日は日中20度近くなるとか、、、

 段々春になって行きますね。


なんて思いながら遠ざかるネバーランドの記憶が遠ざかって行くのを寂しがっています。

 

そんな先日、やっと俳優座劇場公演の感想記事をアップできたのですが、去年1年全くブログ記事を書いていなかった頭は中々上手く作動しなくて、書き忘れた事も沢山あるような気がしていて…


少しだけ追記したいと思います。
 

そして、最近自分は神田さんファンというより神田さんおたくだなぁなんて思ったりするのでその辺りを書いてみたりしちゃうかもです(笑) きっとそうなると思われます(笑)

 

先日の記事は全体について書きましたのでちょっと神田さんに偏りそうな今回のものと合わせて読んで頂けましたら大変嬉しいです。

 

☆ ☆ ☆

 

オープニング、空から降って来るように美しい歌声が聴こえて来ます…

あれは神田さん?!

と毎回全身耳にして聴いていましたが実は北とぴあ公演では私にはこの歌が良く聴こえてなくて、俳優座劇場初日に『え、これは?!』となりました。

神田さんのオリジナル曲の『青』が浮かんでくるような静かな美しい歌声でもっとしっかり聴いてみたかったです。

 

その男性の歌声の後にコーラスが続いて、お昼休みに部活で練習しているのかな?とか思ったり。

 

その後、ゆっくり前を向いて、前だけを見て少女が歩いて来て始まります。

 

♪キンコンカンコンキンコンカンコン♪(実際に舞台の中で鳴ってはいませんが)

始業を告げるチャイムが鳴り終わる迄の20秒間に起きた奇跡。

この作品は、校舎の屋上で今日こそ飛んでしまおうとする17歳の少女の心象風景であり、彼女の心の中の物語だと思うのですが、そこに思い鉄の扉をガン!!と開けて外界から少年(神田恭兵さん)が飛び込んで来ます。

 

ネバーランドと思われる所でウエンディと名乗る少女がピーターパンと話している所に『お前なにしてるの?』と突然現れる少年。闖入者という感じです。

 

この、少年の初登場場面、好きでした。

強い光と音と共に飛び込んでくる少年。

緊迫感溢れる表情をしています。

何処かで見たことあったようなこの時の目、今書いていてトゥイかな?と思いました。勿論、婚約者を探し当てた時と今回の止めなくては!の時とでは意味合いは違うと思いますが。

 

ここから暫くの間、神田さん少年はかなり尖った喋り方で、突っ掛かる感じで、あぁ10代の男の子ってこんな話方するよなぁ強がったりしちゃう現れかなとか思いながら観ていました。

 

特に、ルフィオにどんなハンバーグを好きかガンガン問うところはちょっと見たこと無い神田さんで、客席に向かってかなり挑戦的に言う感じはピーターの言う『ちょっと君怖いよ』な感じが強く漂う話し方で、挑みかかれるような新鮮さがありました。

 

だけどそんな少年はピーターパンに簡単に突き飛ばされたりしちゃうので、何か弱いな!という印象だったのですが、あれは後々わかる左手に力が全然入らないそのせいだったのかな?

後で思えば彼の左手はずっとブランとしてたのです。細かい演技です。

 

彼は中学生の時はテニス部でけっこう上手くて下級生にもモテたりしていたんですがある日の練習中に怪我をして左手が使えなくなってしまったんです。

全国大会とかじゃなくただの練習中にねって自嘲的に彼は話すんですが、二幕のラスト近くにその出来事が彼にとってどんなに辛い事だったかが分かるんです。

そしてその辛い状態から抜け出せて彼の今があることも分かって、ティンカーベルの『少年を選んで良かった!』という言葉の意味が分かるんですね。

エピソードが繋がって色々分かって行くのは嬉しい事でした。

 

ティンカーベルは小さな妖精、、ではなく、いずみのお母さん。なので妖精スタイルが年齢的にどうなの?という辺りを少年が突っ込む所や、ティンカーベルの泣き落としに従ってしまったり、どう話せば良いのかをたずねて言われるがままに子供達にその通りに話しかける時の少年の棒読み感とか、藤森裕美さんと神田恭兵さんのやり取り、楽しかっです。

舞台の下手奥にしゃがんで、タイガーリリーが絵を描く様子を見ながらお二人で何か話している時の神田さん少年の興味津々な感じ、好きな場面です。

 

少年て最初の頃の印象よりかなり素直だし優しいんですよね。

そして、痛みを知っている。

絶望から抜け出せて今がある。

だから、少年の声はちゃんと届く、痛みを抱える人の心の奥に。

 

神田さんはこのような、痛みを知っていてでも苦しみの中から前に進む、光を求めて進める役を本当にリアルに真実として届けてくれる人で、boy be…もオリバーツイストのジャックもそうだったなぁと思い起こしています。

 

今回は実年齢よりかなり若い役柄でしたが違和感なく、ラストの場面のスクールセーターにYシャツとネクタイ、少しゆったりしたズボンの制服姿も、それ以前の黒のスリムパンツに長めの上着に濃紺のインナー姿もスッキリ決まっていました。

足元は黒のコインローファーで、凄く高校生を感じました!

髪形は最近のコンサート等ではすっかりしっかりピシっとセットして大人な感じの神田さんですが、今回の役ではサラフワッな感じで前髪は自然に降ろしたスタイル。

このナチュラルスタイル、好きだなぁ…

 (なんて神田さんおたく発動!笑)

 

今回の舞台も神田さんの存在感は物語をリアルなものとして客席に届けてくれる力があり、特に二幕の途中の『飛びたい』からは圧巻でした。

もう一度観たいなぁ…と思います。