「ミス・サイゴン」、川越での大千穐楽も無事に終わり本当にほっとしているのですが、既に3週間が過ぎても中々あの世界から抜け出せずにいます。

このまま12月7日の「スクルージ」の初日を迎えてしまう前に何とか気持ちの整理を、、、

まずは10月の富山公演の振り返りをしておこうと思います。

 

初めて訪れました。富山県。

 

 

 
時間があったので城址公園を訪れてみました。
 
 
市電、乗ってみました。
 
 
 
いよいよです。
 
 
 
2022.10.15 ソワレ
 
一度来てみたかったオーバードホール。上からも観てみたくてこの日は4階最前中央辺りからの観劇です。
帝劇B席位の距離感かな。見易かったです。そしてオーケストラの音がとても素晴らしくて感激!!
歌声も演奏とピッタリで、サイゴンてやっぱり音楽最高!!ですね。
大好きなMODは群舞が美しくて泣くし演奏とコーラスの重なり合いも素晴らしくて泣きました。
 
 
無事終演。駅が見えます。凄く近くて便利。
 
この建物の中にホールあります。
 
夜の富山駅。
 
今期のサイゴン、キャスト皆さん好きなのですがこの日の皆さん特に好きでした!
帝劇ぶりの観劇でしたが、昆夏美ちゃん更に歌のメリハリ?表現が鮮やかになった気がして凄く惹きこまれて。
青山郁代さんジジの悲しさと松原凜子さんエレンの優しい包容力もとても好き。
皆さん、歌上手い方ばかりだなぁ。←何を今更!ですね。
 
 
そして神田トゥイ。
帝劇途中から休演されたので私は8月16日以来でした。
大阪・名古屋・松本・札幌を経て…きっと変化があるだろうな…と思っていました、、、
 
トゥイの死で腕を広げてさぁ撃てよとキムに対峙する時に
「キム!!!何故なんだ!何故こうなった???!!!」と言ったように聴こえて凄くビックリしたけど何だか凄く納得したんです。やっとわかった気がしました。
とは言ってもこの時はびっくりしてもしかしたら空耳というか私の心がそう聴いてしまったのかなとも思いました。
あのもう滅茶苦茶な殺すか殺されるかになってしまったギリッギリの場面。
2008に初めて観た時からずっとトゥイは本当にタムを消そうとしたのかが分からないでいました。あんなに優しいトゥイが幼子を殺めるのか?キムとの暮らしを信じて生きてきたのに・・・
何でこうなった?
混乱の中で殺すしかない状況までいってしまったトゥイ。
でも殺せる訳ないし実際にタムを殺してしまうつもりは無くて、ギリギリの所でキムがイエスと言ってくれるのを待っていたんだと思う。
最後まで諦めていない神田トゥイ、富山で感じました。
 
この日、タムが出て来て暫く凝視して、その子の意味が分かって膝から崩れ落ちる時に
カン!!と鋭く大きな音が響いたんです。床にトゥイの左膝が当たった音ですが今迄で一番大きい音が劇場に響いて何だか凄く効果的でした。音の響きの良い劇場なんですね。
 
そう言えば、大好きなMODの、人民委員長トゥイが中央でキュッと帽子を被って遠くを見た後、去る前の一瞬「キム」と言ってました。
いよいよ会える、待ってろ!って思ったのかな。
 
 
 
 
 終演後は何処かお店に入って富山ならではのお食事をと思いましたが、マルシェの製造販売のお店で富山名物の白えびスペシャル天丼を買ってホテルで頂きました。美味しかったです。 
 
 翌朝も良く晴れて。
何だか可愛らしい市電を見ていたり。
 
 遠征2日目。
2022.10.16 マチネ
 
この日は一階前方席で、全てがリアルな神田トゥイをガン見。
一瞬一瞬の表現が細やかで、これはもう自然にそうなってるんだと思いますがクークープリンセスでの再開の場面、キムに会えて嬉しくて頬がぴくぴくしてましたよ。
血管切れそうな激情爆発の時も、或いは大事そうにそおっとキムに接する時の繊細さもずっと観ていたいです。
 
トゥイの死の場面の終盤、タムにナイフを振り翳す直前、客席には背を向けているトゥイがタムに「ごめんね」と言ったように感じてビックリしました。それから半身振り返ってタム押さえてナイフを振り上げるんですけど泣きそうな顔で。。。
 
そう言えば、「トゥイはタムの事嫌いじゃないのになんで殺そうとするの?」って神田さんに聞いたのって桜来ちゃんでしたよね。(神田さんツイートより)
この日もサラちゃんタムで、観ていてその質問への神田さんの答えが分かった気がしました。
 
 
 
終演後、新幹線の時間まで少し余裕があったので「世界一美しいスタバ」があるという富山環水公園まで行ってみました。スタバは遠くに見ただけでしたが、良い天気の水辺、気持ち良かったです。市民の憩いの場という感じでした。
時間があれば県立美術館にも行ってみたかったな。
 
 
初富山県でしたが、駅からホテルも劇場も凄く近くて、公園や美術館も徒歩圏内で、美味しい物も沢山あって、とても観劇遠征しやすくその他の魅力も沢山あって、ぜひ又訪れたいと思いました。
 
さて、やっと富山公演の思い出を残せそうです。
次はいよいよ川越公演です。
2008からの思いも込めて、何とか残しておきたいと思います☆