4月28日、連休の初日に観て来ました。

 
『リトル・ナイト・ミュージック』
日生劇場にて。
 
大好きな日生劇場で大人のミュージカル。
ソンドハイム、大竹しのぶさん、ウェンツさん。
これは観に行きたいなぁと思いつつ、なかなか予定が立てられず、
千秋楽近くになってやっと行く事ができました。
 
多分この日一回しか観る事が出来ないだろうからと、普段予習はしないたちですがこの日は何時もより早めに劇場に行き、プログラムを買い、せめて人物相関図だけでも頭に入れようとしました。
ロビーの装飾や螺旋階段や赤い絨毯。好きな空間の中で静かに開演前にプログラムに目を通す。何時もはぎりぎり到着な事も多いので、こんな静かな時間も良いなと思いました。
 
そして最近殆どグッズは買わないのですが、珍しくこちらを購入。
プログラムの表紙がロマンチックでとても好きだなと思い、同じような絵柄のトートバックをつい。
バックにはオリオン座も光り、素敵☆

 
この物語、舞台は北欧のスウェーデンです。
スウェーデンは、子供の頃、アストリッド・リンドグレーンの「長靴下のピッピ」シリーズや「やかまし村のこどもたち」シリーズが大好きだった私にとって、憧れの国でした。
成長してからは、高福祉高保障の国とか、性教育が進んでいるとか、サッカーが強いとか、
色々印象の幅は広がって行きましたが、この「リトル・ナイト・ミュージック」のプログラムの表紙は子供の頃に思い描いた素敵な事が沢山起こりそうな森のイメージを思い出させてくれる物でした。
 
でも・・・確か、大人のミュージカルと・・・
 
プログラムをめくってみると、確かに大人の雰囲気。
それもかなり官能的な感じ?
皆さん誘惑の表情だし・・・笑
 
はい、本当に大人の、官能的で、堂々とインモラルだけれど(笑)、
エレガントで、陽気で、とても正直。
正直過ぎるくらい正直に悪びれず気持ちのままで、
それは観る人それぞれの年齢や立場や状況によってはちょっと心が痛む所もあるかな?と思いました。
けれど、それは「こんなに正直でも良いのかも?」と思わせくれるものでもあって、
普段モラルの中にあって、隠している、或いは抑えている何がしかの気持ち、その気持ちにもっと正直になっても良いのではないかな?
ちょっと勇気を貰えたような感じもありました。
 
でもねぇ・・・
舞台は19世紀のスウェーデンですからね。
今の日本ではなんだかんだ難しいです、きっと。
って、第一、物語の世界の事ですからね!
 
と、何を言ってるんだかな感じになりましたが、
この物語の世界は、とても美しく、苦く、微笑ましく、時にエロティックで、時にかなりコメディで、
そして、二幕の大竹しのぶさん演じる女優デジレの歌う「Send in the Clowns」が全てを物語るような美しくて苦しくて素晴らしい歌で、胸が締め付けられるけれどずっと聴いていたい素晴らしい歌でした。
 
ラストは多分ハッピーエンドなのだけれど、どこかに苦さも残り、確かに大人のミュージカルだわと感じました。
瀬戸たかのさんメイドと安崎求さん執事の森の中の場面なんて、大人過ぎてドキドキでしたし(笑い)。
突然あの雰囲気出すの凄い!って関心しました。流石です。
 
出演者の皆さん、それぞれの雰囲気がはっきり出ていて面白かったです。
ソンドハイムの曲で歌われる言葉も正直な言葉が次々と現れ、かなりくすくすしました。
安蘭けいさんの伯爵夫人のナンバーが特に。
 
そして、歌といえば、アンサンブルの皆さんがとても素晴らしくて、素晴らしい歌声で、耳が幸せでした!
 
セットや照明も美しくて、私は二幕の森をバックにしたディナーのシーンがとても好きです。
頭上左右の明かりが本当に美しく、全体もロマンチックな一枚の絵のようでした。
 
たった一度の観劇で、きっとこの作品の良さをまだまだ一部しか受け取れていないという思いが強くあるので、もう一度観たい気持ちと今戦い中です。
観に行きたいなぁ・・・
一番近いのは・・・
 
うーん、悩むところです。
今年の夏の、あのチケットが取れないだろうと噂されている作品、それが万が一取れた時の為に今は我慢しておいた方が良いかしら、、、
 
と、最後に変な独り言が…(^_^;)
 
いつかまた関東で公演があったら今度はぜひ複数回拝見しようと思います!
 
そうそう、この日本当に珍しく早目に出掛けたので新しくなった日比谷を少し散策。
写真少し載せておきます。