にのちゃんとの妄想小説です。BLではありません。女性との絡みがあります。苦手な方はご遠慮ください。
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ベッドに潜り込み俺の胸に額を付けた直生が口を開いた。
「あの……」
「ん?」
「ごめんなさい……仕事で頭いっぱいになってしまって……」
どこまでも素直なその言葉に俺は思わずくすっと笑みをもらしてしまった。
それが不可解だったのか、直生が少し顔を上に向けた。
俺が下を向けば、上目遣いの直生が少し心配そうにしている。
「いいよ、別に。大丈夫だから」
宥めるように言うと直生がほっと身体を緩めた。額を撫で上げ小さくキスを落とすと気持ちよさそうに目を閉じる。
「おやすみ」
俺の言葉が耳に届いたかどうかのうちにすうっと寝息が聞こえて俺はまたひとり微笑んだ。
これだけすんなり寝付けるなら大丈夫だ。金曜日のことも勿論忘れたわけじゃないに違いないけど、想定外の反響の大きさにそれどころじゃないと思えたことは良かったのかもしれない。
とはいえ、この根の詰め具合は長く続いたら疲弊する……。
どうケアしていくか……
つらつらとそんなことを考えているうちに、直生の規則正しい呼吸に誘われて眠りに落ちた。
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翌日は朝から直生は環境部の業務だった。いつもと違うのは、そこにすでにワーキンググループ参加者が混じっているということ。
数人ずつではあるが試行を始めることになったからだ。
それにより、環境部の仕事を朝と昼、そして夕方入れることになり、軌道にのるまでは直生はそっちも一緒にやらなくてはならない。
俺は行ける時は行くつもりだったが今日は会議と重なり、直生のことは照子さんに頼んだ。
屋上庭園に出ての作業や、エントランスでの作業、台車でプランターや肥料を運んだりするようなことも、参加者にとってはいい気分転換になったらしい。
30分程度、しかも陽気のいいこの季節だからなおさらなのかもしれない。
その30分ぶんの仕事は参加者からしっかりと切り出してもらい、指示さえあればやれる作業レベルまで落とし込んだ。
ここの分は、こちらもまず試行だがパート社員にやってもらうことになる。
どうやってこんなに短期間にパートを集めたか、それはそもそもの発端に立ち返り、現在、大宮工業で働いている管理職の身内から集めた。
ほとんどは配偶者。かつて妊娠出産で仕事を辞めた女性たちが多かった。こどもの手が離れて再就職を希望するも、ブランクがあったり体力的にフルタイムではやれないと思っているような人が多い。
さらには現在育児真っ只中の人も。こどもが幼稚園に行っている数時間だけ働きたい人もいた。
また、定年退職した兄弟だったり、介護で離職したものの対象者が亡くなり今は介護の必要がなくなった方もいる。
声をかけてもらったらこちらも想定外に人が集まった。ただ、職場の中の場所の確保がまだ出来ずこっちはあと数日といったところか。
ガイドラインについては実際人事部で対応可能かどうかを確認する。さらに総務部にも確認を取る。
昼休みもほぼ返上だ。売店で買ったパンをかじりながら打ち合わせ。
「直生」
「はい」
「体調は?」
「今日は昨日よりいいです」
2日目がきついと聞いたことがあるが、どうやら毎回そうでもないらしい。
「無理すんなよ」
言って効果があるかわからないけど言わずにはいられない言葉。
「はい」
直生は頷いた。