にのちゃんとの妄想小説です。BLではありません。女性との絡みがあります。苦手な方はご遠慮ください。
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気怠い身体でぼんやりと天井を見上げていた。ややもすると瞼が落ちてきそうになる。
果てを見ると同時に意識が飛んでいく時と、ぼんやりと残していられる時がある。
そのどちらも幸せなんだけど、残っている時は、二宮さんの浅い息が聞こえたり、ふうっとそれを整えたりするのが聞こえて、それが…すごく嬉しかったりする……。
髪を撫でる手が熱いことを感じたり。首筋や額の汗を拭ってくれることも。
そしていちばん好きなのは。
「……直生?起きてる?」
少し眉毛が八の字になって心配そうにそう聞いたあと。私が頷けば、ふわぁっと笑う…その、柔らかな笑顔。
「水」
起き上がる私を助けてくれる腕。渡されるペットボトルの冷えた水をごくんと飲めば、また少し、心配そうに私を覗き込んで。
「大丈夫か?」
こういう時、私の声はなかなか出てこない。目を開けているだけで精一杯なのもあるけれど……なんとなく…甘えていたくて。
そんな気持ちは二宮さんにお見通しなのかわからないけれど。
頷くと、ぽんぽんと頭を撫でてもらえるのが。
こどもに戻ったようで……私を安心させる。
再び体を横たえれば、するりととなりに滑り込んでくる二宮さんの胸に手を当てて。怖いものなど何もない、そんな、傲慢なほどの安心とともに、とうとう瞼が落ちた。
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朝のほかほかの直生を抱くのも好きだ。というか、隣でほかほかになってくると俺自身が目覚めてしまう。
まあ、朝とはいえ日曜だから。飛ばさないように気をつけた。
こういう時直生はふにゃふにゃで、どうしようもないくらい可愛い。
もう一回押し倒したくなるんだけど……さすがに我慢だな。
なんだかんだ週末も出掛けてるから実は俺も疲れが溜まってる。ほんと、こんなに毎日外に行くなんて今までなかった。
来週末くらいは…ずーっと家に居てダラダラできるといいんだけど。
とりあえず、株主総会が終わるまでは有休も取れなさそうだし。
電池が切れるように瞼を閉じた直生を見ながら、そんなことを思った。