にのちゃんとの妄想小説です。BLではありません。女性との絡みがあります。苦手な方はご遠慮ください。
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それでもまだ気にはなったけど。一緒にシャワー、だなんて……絶対に無理……
手早く髪を洗い、不安な気持ちを洗い流すようにいつもよりシャワーの温度を少し上げた。
脱衣所で体を拭きながら、ふと見た鏡。
胸元に、赤い……アザ?顔を近づけてよく見てみる。
これ、って……キスマーク…?
大学時代、女の子たちがきゃあきゃあと騒いでいたことを思い出す。
「カレガムリヤリ」「ミエナイトコロニッテイッタノニ」「バンソウコウデカクサナキャ」
ひとりが首を傾けて、その首を他の女の子が指でつついたり、覗き込んだり。
ちらりと目の端にうつった、赤い印。
あれが…私にも……。
紅く小さな刻印。二宮さんがつけたシルシ。
自分ではない誰かが愛をもってつける痕。そっと触れてみると、まだそこに熱が残っているような気がした。
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フライパンも鍋も、すでに洗ってあったから。
皿とお椀とカトラリーを2組ずつ。それと、水を飲んだグラス。それだけしか洗うものがなかったからあっという間に終わってしまった。
一緒にシャワー、もいつかしたいけど……さっき断固拒否されたからな、と苦笑しながら俺は換気扇の下で煙草に火を点けた。
俺が入ってきちゃ困る、と、おそらく直生は急いで出てくるだろうと思っていると本当にいつもより早くドアの開く音がして。
ぺたぺたと、裸足の足音………が聞こえてこない…?
あれ?今、ドア開いたよな?
くるっと振り向いてキッチンの入り口側を見ると、ひょっこりと直生が目だけ覗かせている。
「なにやってんだよ」
笑いながら問えば、直生の視線がきょときょと揺れた。
「あの……」
言葉が続かない。
「どした?」
煙草の火を消し、直生の方へ向かおうとすると、
「こっ、来ないでください!」
「は?」
直生が慌てふためく。
「あのっ…い、急いでたので、着替えを持って入るのを忘れて……」
ああ。そういうことか。要するに、バスタオル1枚ってわけね?