にのちゃんとの妄想小説です。BLではありません。女性との絡みがあります。苦手な方はご遠慮ください。



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はあ、と隣でカズが大きなため息をつく。





「なんだよ、どうしたの?」





「…………」





カズは不機嫌な顔で何も答えない。ま、オレにはわかってるけどさ。





「せっかくの金曜日なのにねえ」





「…………」






「早く帰ってえっちしたいしね?」





「ちげーし!」





「違うの?」





「…………」





耳真っ赤(●´ω`●)





「まーしゃーないっしょ。直生ちゃんの一大プロジェクトだし」





「そーだけどさ……毎日だよ?」





今日を皮切りに、連日「食事会」という名のヒアリングが設定された。会長が、来月の株主総会までに形にしたいと言ったから急ピッチで進めることになったんだ。





「なんにせよ直生ちゃんとずっと一緒なんだからいーじゃん。オレは嬉しいよ。ひとり寂しい夜の気がまぎれる」





「翔ちゃんはそれでいいかもだけどさ」





「んふふ。いーじゃん、我慢を重ねたらめくるめく夜になるよ」





カズはまた盛大にため息をついた。ほんと、直生ちゃんにハマってんなー。いつものことだけど。





普段クールな感じのするカズだけど、女に惚れると大変なんだ。そのハマりっぷりは見てる方が恥ずかしいくらい。




でもカズがハマるのもなんだかわかる気がする。最近の直生ちゃんはなんか変わった。




ちょっと前までのオドオドしたところがずいぶん無くなって、ふとした時に見せる表情はとても柔らかい。





カズに愛されてこその変化なんだろうな。そんなの目の前でずっと見てたら、そりゃハマるよ。





「今日は人事と総務だっけ?若いんだよね?」




「そう。主に独身の男女」




「可愛い子いるかなー」





「さあね。俺は興味ない」





「なんだよ、冷たいな。オレのめくるめく夜のために協力してよ」





「それはできない」





「なんでだよ!」





「翔ちゃんはヘンタイだから。ヘンタイの餌食になる子を探すなんて可哀想過ぎる」





「なんだとう!」





まーったくもう!可愛くないんだから!