にのちゃんとの妄想小説です。BLではありません。女性との絡みがあります。苦手な方はご遠慮ください。



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炊き込みご飯、天ぷら、卵とじ。ソラマメづくしだった。




「久しぶりだなー手料理!」




そう叫んだ相葉くんは美奈さんにどつかれていた。





ソラマメの天ぷらはサクサクホクホクで、直生が言うとおり塩をかけて食べると甘みと青くささが口の中に広がる。





「ソラマメの天ぷらって初めて食べるよ」




美奈さんが言うと、




「粒の小さいのをかき揚げにしたので、明日天丼にでもしてください」





「えっ?ほんと?あ、でも、あのタレはどうすんの?」





「タレも作ってあります」




にっこりと微笑む直生。一見すっかり落ち着いたようにみえるけど。




大丈夫、なのか……?





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「じゃあね、直生ちゃん、二宮くん。また来てね!待ってる!」




「ありがとうございました、また来ます!」




直生は紙袋を軽く持ち上げて礼を言った。





結局、また新たに直生は相葉くんの試作品をもらって帰ることになった。





今回は、仕事用ではなくて普段着だ。俺は見ていないけど、美奈さん曰く「直生ちゃんの雰囲気にぴったり」らしい。





直生はすんなりとそれをもらうことを受け入れた。差し入れを持って行くということで気が楽になったのか、内心はわからない。




帰りの車中で俺はそこを聞いてみた。結局直生の負担に、それは手間の面でも気持ちの面でもだが、なっていないかと。





直生は首を振って微笑んだ。





「直生ちゃんに着てほしいって今日言われたんです。目に見えないたくさんのお客様に作るのも楽しいけど、知ってるひとを想いながら作るのも楽しいんだよ、って。




そう言っていただけるのが、とても嬉しくて。全然負担ではありません」





「そっか。それは嬉しいよな。良かったな」





「はい」




直生はにこっと微笑む。見る限りでは、ずいぶん落ち着いているようで。





そんな俺を見透かすように直生が言った。





「大丈夫です、二宮さん。さっきも言いましたけど、時間のかかるものだと思います。



だから時折おかしくなるかもしれませんし、二宮さんが以前おっしゃったように癖になってるでしょうから、一気には変われないと思います。でも……





支えてくださる人がたくさんいらっしゃるので……」





直生の声が微かに震えた。運転中だから直生の顔を見られない……





「変われると、変わろうと、思います」





震え声のままで。直生はきっぱりとそう言った。