にのちゃんとの妄想小説です。BLではありません。女性との絡みがあります。苦手な方はご遠慮ください。



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「お前…ほんとに大丈夫なのか?」




「はい。もうすっかり」




ハンドルを握りながら俺は小さく溜め息をついた。





直生は俺がコンビニで買っておいたパンをもりもり食べてシャワーを浴びるとキッチンに立った。




食材が悪くなるから、と、あの商店街で買い込んだ野菜や肉を下ごしらえすると言って。




病み上がりだからとどれだけ言っても聞かず、さらに、相葉くんのところに行きたいと言い始めた。





「すみません…せっかくのお休みなのに」




助手席で直生はちょっとしょんぼり俯いたけど。俺の機嫌が悪いのはそれじゃねえよ。




お前が無理してるんじゃないかって俺は心配してるだけなの!





電話して聞いてみたら、相葉くんは固辞した。俺と同じ理由で。それなのに電話の向こうで美奈さんの声がして。





「お腹すいたよー!」





結局……女子ふたりの希望というかワガママというかで。こうして相葉くんのところに向かっている。





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がらっと引き戸を開けてくれた相葉くんは困ったように笑っていた。





「いらっしゃい」




「すみません突然お邪魔してしまって」




「いや、それは構わないけど…直生ちゃん、ほんとに大丈夫なの?」




「はい、大丈夫です」





相葉くんは苦笑しながら俺を見た。俺が口をひらく前に、





「直生ちゃーーん!いらっしゃい!待ってたよ!」




バタバタと美奈さんが出てきて直生の手を引っ張っていく。




「「…………」」





残された男ふたりからは溜め息しか出なかった。