にのちゃんとの妄想小説です。BLではありません。女性との絡みがあります。苦手な方はご遠慮ください。



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謝るってことが昔から苦手で。いや、謝る、ということよりも。




自分を曲げてまで人と付き合うことを避けてきた。男も女も関係なく。




幸か不幸か、自分を曲げなくても俺と一緒にいてくれる人がいつも必ずいた。





それは相葉くんだったり、翔ちゃんだったり。彼らほどでなくとも、村上や水野、大倉もだ。




自分を曲げたり、衝突してまで人と関わろうとしてこなかった。それは、その時代時代で付き合っていた彼女たちもそうで。





浮気されようが別に構わなかった。うるさいこと言われるよりもそっちの方が楽だった。





だから……俺は今までしてこなかった。自分の非を認めて言葉に出すということを。





腕の中の温かい直生は身じろぎもせず。息さえ殺して聞いている。





「ごめん。直生」





直生は顔を上げた。そして口を開く。






「じゃあ……」





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頭の中でフラッシュバックする。





あの時も、あの時も。






「二宮さんの舌打ちは……私じゃなかったんですか?」





「え?」





「二宮さん…舌打ち…します、よね」





「ああ……してる、かな…?」






二宮さんご自身では意識していない、あるいは…記憶に残っていないのかもしれないけど…





「あれは…私に対してではなかった…ということですか…?」