にのちゃんとの妄想小説です。BLではありません。女性との絡みがあります。苦手な方はご遠慮ください。
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カズは耳までぽうっと赤くなった。そういうところがなあ…可愛いんだよな、カズは。
口では辛辣なこと言ったり強がったりするけど。
一時期…表情が乏しくなるほど落ちてたけど。あれからもう何年経つんだろ?こんなカズ、久しぶりだな。
「いーから!もう!鞘取れって!」
真っ赤な顔のままでカズはソラマメを手に取って。ぱくんと鞘をひらく。
「直生ちゃん起きてこないかなあ〜。顔が見たーい♪」
オレもちょっと見たいかも。だって直生ちゃんって近年稀に見るピュアさだもんな。
見てると心が洗われるんだよな。
鞘の大きいのはそのまま焼くんだとカズに教えてもらって大きいのは残して、大量のソラマメを剥き終わった。
「はい、終わり。じゃ、帰って」
カズはつれなくそんな風に言った。
鞘を取る間、あんまりにも美奈さんの声が大きくて直生ちゃんが起きちゃうんじゃないかってオレは心配だったけど。
カズもチラチラ寝室の方見てたけど。結局、直生ちゃんは起きてこなかった。
「美奈さん、もう帰ろ。またいつでも会えるじゃん」
「ええええ〜。私とハルちゃんの教えを守ったか聞きたかったのにい!」
その時、かちゃ、と小さな音がして。振り向けば寝室のドアが少し開いていた。
「ちょ、直生っ!出てくんなよっ!」
カズが大慌てでダッシュしていく。
う〜ん。いいなあ!カズが初々しいっ!