にのちゃんとの妄想小説です。BLではありません。女性との絡みがあります。苦手な方はご遠慮ください。
過去にBLも挑戦しています…。抵抗のない方は「colors」をどうぞ。現在休載中です。
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手も足もまだ冷たい。だけど、手のひらで包んだ頰は温かく。
少し和らいだ表情が愛しくて。そっと唇を押し付けた。
2枚の扉を何度も優しく啄めば、ようやく少しの隙間がみつかる。
まっすぐに絡めとりに行って熱を注いで。まだ遠慮がちに受け取るけど、この状況なら上出来だ。
俺の胸に当てられた手のひらが温かくなってきて。その手に力が入ってきたら、呼吸のサイン。
はっ……
短く空気を取り込んだのを確認してまた深く浅く絡めていく。
ん……っ
鼻に抜ける声が漏れて、ようやく「いつも並み」になったとわかる。
やっとスタートライン。
堪能してからそっと唇を離せばその中から熱く浅い呼吸と、ぼんやりした潤んだ瞳が俺を見ていた。
髪をそっと避けて首筋にくちづけると手のひらに力がこもる。
ゆっくりと、上から下へ。好きなのは、こっちよりも……
下から上へ……
は …ぁ…っ…
高い声が漏れて、首が仰け反った。