にのちゃんとの妄想小説です。BLではありません。女性との絡みがあります。苦手な方はご遠慮ください。


BLも挑戦しています…。抵抗のない方は「colors」をどうぞ。
オムニバス形式で更新は不定期ですが、更新時刻は0時となってます。どうぞお楽しみください。


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直生の消え入りそうな声が背中を駆け上っていく。




カッと熱くなる頭。




衝動のままに力いっぱい抱き締めて。





そしてすぐ、離した。





え?と、直生が驚いた表情を見せる。





「駄目だって…」





こつんと額と額を合わせる。直生が上目遣いで見るから、慌てて目をそらした。





「んな顔すんな…ヤバいから…」




「え……」





他意がないのはわかってるよ、直生。でもその顔はさ……




「止まんなくなるから」





仕方なくそう告げると、直生が見る間に赤くなってぱっと離れた。





「シャワーしてこいよ。もう…遅いから」





「は…い」





直生はぎくしゃくと歩いてバスルームに向かう。





俺は煙草に火を点けた。深く吸い込み、細く長く煙を吐き出して、落ち着こうとした。




本当に…他意がないってやつは厄介だな…




下心がないから綺麗でまっすぐで強く胸を打つ。理性を破壊しかねない……





そしてその十数分後。直生の他意のなさを俺は心から実感する。






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ぎゅっと…力強い腕が私を捉えたのは一瞬で。




すぐに離れていく熱い身体。え、と思わず二宮さんを見ると。




「駄目だって…」




吐息混じりの声にドキッとする。おでこをこつんと当てられてそのままの姿勢で二宮さんを見つめると…





「止まんなくなるから」





その瞬間、瞳の琥珀が濃くなった。





ギュンと心臓を鷲掴みにされたよう……一気に身体に力が入った。





上手く歩けないままバスルームに入って思わずふうと息をつく。





急に変わるから…その一瞬にいつも驚いてしまう…。





何がスイッチなんだろう……?





さっとシャワーをして寮から持ってきたパジャマがわりのジャージに着替える。




髪を乾かしてるとバスルームを占拠してしまうと思い、濡れ髪のままでドライヤーを抱えてリビングに戻った。





「お先に失礼しました」




その声に、ゲームをしていたらしい二宮さんの丸まった背中がちょっと伸びて、くるりと二宮さんは振り返り。





そして。二宮さんは吹き出した。