BLです…ご注意下さい…
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オレはオレで準備をすすめていた。
にのを傷つけないための液体。レビューを見まくって見まくって、乾きが遅くて長持ち、というのをネットで買った。
おそらくそんなスムーズには…いかないだろうし。
そしてにのはにので、何も言わないし相談もしてこないけど、準備をすすめているはずだ。今も、きっと。
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一応家で空っぽにしてきたつもりだったけど。不安だった。
念のためウォッシュレットを使う。
女とだったらこんな準備は要らないわけで。
でも逆に…そうまでしても繋がりたいんだと…自身の想いも確認できた気がした。
トイレを出て寝室に向かう。
いつものように寝室の灯りは落とされ、ベッドサイドの小さな橙の灯りだけ。
翔ちゃんはベッドに座って待っていた。
逆光で顔は見えない。
でも。その纏う空気がもう俺を酔わせる。
「にの」
その声だけで、身体が痺れる。
吸い寄せられるように、俺はベッドに登り翔ちゃんの胸におさまった……