にのちゃんとの妄想小説です。BLではありません。女性との絡みがあります。苦手な方はご遠慮ください。
BLも挑戦しています…。抵抗のない方は「colors」をどうぞ。
オムニバス形式で更新は不定期ですが、更新時刻は0時となってます。どうぞお楽しみください。
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「立って歩いてみなよ」
そう美奈さんに言われて直生ちゃんは不承不承という感じで立ち上がった。
そしておれの顔を見るから、小さく頷いてみせる。
コツ…と一歩目を踏み出し、そして二歩目。
明らかに直生ちゃんの表情が変わった。
確かめるように、さっきより少し速く、コツコツと歩く。
「相葉さん……これ」
「すごいでしょ?」
美奈さんが身をのりだすようにして直生ちゃんに問う。
こくんと頷いた直生ちゃんは
「足に吸い付いてくるみたい…」
と感激の面持ちで言った。
「直生ちゃん」
急に美奈さんが優しい口調で呼びかける。
「憐れみなんかなわけないのよ。女を憐れんで悦に入るような男なの?二宮くんは」
「違います」
直生ちゃんはきっぱりと答えた。
美奈さんがとびきりの笑顔になる。
「ほら。わかってるんじゃん。頭ではわかってるのに、心が受け付けないんだよね」
「美奈さん。ちょっと手伝ってもらっていいかな」
おれは美奈さんを手招きして耳打ちした。そしておれはアトリエの奥に行き、いくつかのスーツを取ってくる。
「直生ちゃん、これ着てみて。受け取れって言ってるわけじゃないよ。ただ単に、試着してみてくれる?おれちょっと外すから」
そう伝えて美奈さんにスーツを渡して廊下に出た。
カズ、待ってろ。
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「はいはい、脱いで脱いで」
すっと細い指が伸びてきて、あれよあれよとブラウスのボタンが外されていく。
「え、ちょっと…あの、自分でやります」
「そう?じゃ、上脱いで」
女性とはいえ目の前で着替えるのは気恥ずかしい。でも、まるでテストでもされているかのように厳しい視線を感じて慌ててブラウスを脱いだ。
「ちょっとごめんね」
するっと背後に回り込んだ美奈さんは、後ろから私の胸を下から持ち上げるように包み込んだ。
「きゃっ!」
「ねえ」
また、声色が変わる。低い声で呼ばれた。
「なんでこんなにキツいブラしてんの?」
「締め付けておかないと、ボタンが…。胸に合わせると袖が長くなってしまうので」
ふう、と美奈さんは息を吐いた。
「ブラとって」
「え?」
「採寸するから」
そう言ってデニムのポケットからメジャーをするすると引っ張り出した美奈さんは、後ろのホックをパッと外した。
「ちょ…」
「身体に合ってて補正機能が多少あればボタンはじけないから。採寸!」