にのちゃんとの妄想小説です。BLではありません。女性との絡みがあります。苦手な方はご遠慮ください。
BLも挑戦しています…。抵抗のない方は「colors」をどうぞ。
オムニバス形式で更新は不定期ですが、更新時刻は0時となってます。どうぞお楽しみください。
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ぷにぷにした物体を持ち売店へと向かう。
売店で売っている弁当を温めるためにレンジがあるからだ。
「こんちはー」
昼休みも終わり売店には社員はほとんどいない。
「こんにちは、二宮さん」
クリーニングもここで受付してくれるからしょっちゅう使っている間に店員とは仲良くなった。
「あのさ、レンジ貸してくれない?」
「いいですよー。あら。湯たんぽ?」
「知ってるの?これ」
「知ってますよー。レンジでゆたぽん。便利なんですよ、レンジでチンするだけで繰り返し使えるし」
「へえ」
「小豆を使ったやつとかね、今はいろいろありますよ」
「ふーん。使ったことないから全然知らねーや」
店員は俺から湯たんぽを受け取りカバーを外してレンジのボタンを押した。
「え?じゃあこれ二宮さんのじゃないんですか?」
「ああ、うちの秘書の。生理痛がひどいっつーから」
「わ、意外に優しいんですね、二宮さんって」
「意外にってなによ」
俺は笑いながら答える。
「だって…正直に言うと、冷たいイメージでしたよ。笑ってるけど目が笑ってない、みたいな。血も涙もなくバサバサ斬っていく、みたいな」
「ひっでーなー」
「すみません。でもほんとそんなふうなんですもん。ふふ。意外な一面を見ちゃいました」
ピーピーと温めが終わり、店員はカバーしてまで掛けてくれた。
「どうぞ。秘書さん、これで少しは良くなるといいですね」
「ありがとう」
ほかほかの湯たんぽを抱えて足早に戻る。
直生のことだから、横にならずに待ってるんじゃないかと俺は思っていた。
しかし、執務室に戻ると直生の姿はなく、奥の部屋へのドアが開いている。
素直に横になっている、ということは。
痛みが酷いってことだよな……
俺はそっと奥の部屋へと向かった。