にのちゃんとの妄想小説です。BLではありません。女性との絡みがあります。苦手な方はご遠慮ください。
BLは不定期更新です。時間は0時となっています。どうぞお楽しみください。
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外を見るとまだ明るくて。時計はもう18時なのに。
日が長くなってきたな…とぼんやり思う。
「もうちょい暗くなってからな」
二宮さんの声にはっとする。
そして慌てて言った。
「あの、続き…なさってください」
ずっと画面の中は変わらないままでいる。
「お前は?なんかすることある?映画でも見るか?」
「私は本があるので大丈夫です」
立ち上がり鞄の中から読みかけの文庫本を取り出した。
戻ると二宮さんはソファに腰掛け、隣の座面をぽんぽんと叩く。
怯みそうになる足を出して。
そっと隣に座ると、二宮さんはすぐにゲームを再開した。
横目で様子を見ながら私も本を開く。
触れるか触れないかの距離がまだ少し身体をこわばらせるけど。
二宮さんはそれ以上近づいては来なくて。
知らず知らずのうちに、私は本の世界に没頭していった。
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「直生」
突然肩をトントンと叩かれて身体がビクッとした。
「そろそろ帰るか?」
外を見るともう真っ暗で。慌てて時計を見ると、21時を過ぎていた。
「何回か呼んだけど…気付かなかったから」
「すっ、すみませんっ!」
「区切りつくまで読むか?」
「大丈夫です。あの、着替えてきます」
「ん」
いつのまにか洗濯は乾燥まで終わっていて、私のブラウスもスカートもストッキングまで軽く畳まれて洗濯機の上に置かれていて顔が赤らむ。
お借りしたこの服はどうしたらいいかな……洗って返せばいいかな。
脱いだ服を抱えて戻ると、二宮さんが言う。
「それ洗濯機入れといて」
「や、でも。洗ってお返しします」
「それ持ってかれると俺の着替えなくなるから」
「は?」
「二着をローテーションしてっから」
「あ…はい、じゃあ…すみません、お願いします」
私は洗濯機にそれを入れた。
「行くか」
チャリ、と車のキーを持った二宮さんは自身は着替えずそのままの格好だった。