にのちゃんとの妄想小説です。BLではありません。女性との絡みがあります。苦手な方はご遠慮ください。





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翌日。




迎えに行ったオレはニノを見て絶句した。




「カズ…その格好で行くつもり?」




「そうですけどなにか?」




突然敬語を使うのは実は機嫌がいい印。





「いや……じゃ、行こうか?」




「仰せのままに」




車中でニノはなんだか楽しげで。鼻歌まで飛び出した。




でもそれは、車中にいる間だけだった…。






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「大倉っ!コーヒー!」




ああ…すんげー巻舌…こりゃひどいな…





ニノはどさっとソファに腰掛け尻のポケットからぐしゃぐしゃになったタバコの箱を取り出す。




カチッカチッとせっかちにライターを押し、ようやくついた火を深々と吸い込んで盛大な溜息とともに煙を吐き出した。





「…ぜんっぜん駄目だ。どいつもこいつも使えねー…」




地の底から響くような声が恐ろしい。




「カズ……オレからしたら及第点っていう例もあったけど…?」




ギロッと睨まれ思わず首をすくめる。




「翔ちゃんは黙ってろよ!」




そこにいい匂いのするコーヒーを淹れて大倉が戻ってきた。




いつものように薄く微笑みながらニノの前にブラックコーヒーを、オレの前にラテを置く。




「和也さんは理想が高いんですよ」




睨めあげるような目でニノに見られても動じない大倉はすげーな。





「俺のどこが理想が高いんだよ?年増だろうが若かろうが関係ない、容姿も関係ない、頭が良くて気が利いて俺の味方になる奴、ってだけだろ」





「和也さんより頭が良くて気が利くってところが無理なんですよ」




「俺より、だなんて言ってない。世間一般的に、の話だ」




「和也さんの『世間一般』は僕たちの『世間一般』とはだいぶ違うんですけどねえ。自覚がないっていうのがいちばん困るんですよね」





「おおく…」





「では、僕は仕事に戻りますんで」




大倉はひょいひょいとニノの攻撃を交わして去っていった。




要するに大倉レベルを求めてるんだよなあカズは。




なかなかいるもんじゃない……大倉レベルの秘書は…。





オレは最大級の溜息をついた。