嵐・二宮くんとの妄想小説です。BLではありません。女性との絡みがあります。苦手な方はご遠慮ください。
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自分からキスするときはあっけらかんとするくせに。されると弱いんだな。
触れるだけのキスなのに歩夢が震え出したのはすぐにわかった。
咄嗟に支えた腰は驚くほど細く、こんな華奢な身体でどうやって歌っていたのだろうかと思うほどで。
唇を離すと歩夢は眼を見開いて、今自分に何が起きているのかわからない、といった顔をしていて。
……かわいいな。
手を繋いでゆっくりと歩く。
歩夢は並ばずにちょっと後ろを手を引かれて歩くから。
時折振り向くと、ぱっと俯く。
マンションのエントランス前で、歩夢は手を離そうとした。
俺はぎゅっと握り直し、コンシェルジュの前を通る。
「お帰りなさいませ、二宮様、田中様」
軽く会釈して通り過ぎエレベーターに乗り込み歩夢を見ると真っ赤な顔をしていた。
「昨日、寝てるお前抱いたままで通ってるから」
そう言うと歩夢の顔が固まるから思わず吹き出した。
「しかもそのまま俺の部屋開けてもらってるから。今更恥ずかしがらなくてもいいよ」
歩夢はますます顔を赤くしてぷいとそっぽを向く。
髪から覗く小さな耳が真っ赤に染まっているのが可愛らしくて、そっと触れながら言う。
「耳、赤くなんのな」
歩夢が振り向いてパシンと俺の腕を叩くから笑いながらエレベーターを出た俺は、ポケットを探って、鍵を歩夢が持っていることに気付いた。
「歩夢、開けて」
歩夢はデニムのポケットから鍵を出して開けてくれた。
先に立って入りながら歩夢に聞く。
「先に飲む?」
靴を脱ぎ廊下で振り返ると、歩夢は玄関で立ち尽くしていた。
「どした?」