嵐・二宮くんとの妄想小説です。BLではありません。女性との絡みがあります。苦手な方はご遠慮ください。





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ayumu  said……




柔らかな唇に身体の力が抜ける。




膝が震え出して慌ててあの人のシャツを掴むと、頰を挟む手が片方すっと腰に回された。





永遠にも感じられるくらい長く感じたキスは唐突に終わる。




ゆっくりと離れていった唇を見つめる。




そしてその上にあるあたたかな茶色の瞳。





その瞳がふっと緩んだ。

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「なんでそんなびっくりした顔してんだよ」





くしゃっと髪を撫でたその手が私の手を包む。




「帰ろっか」





なんで、なんで?なんで、キスするの?




私の正体はバレたのに。




声が出ない私なんて、ただ、生きているだけの、なんの役にも立たない人間なのに。




あの人は、まるでそうするのが決まりみたいに、私の手を握る。





その手を握り返していいのか迷う暇もない…。




ただ、あの人を、一歩後ろから見つめていた。