嵐・二宮くんとの妄想小説です。BLではありません。女性との絡みがあります。苦手な方はご遠慮ください。






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会計を終えて外に出て、タバコをふかしながら歩夢を待つ。




店の照明が落とされ、間もなく歩夢が出てきた。その後ろには店主が付いてきて、




「よろしくお願い致します」とまた深々と頭を下げる。




「はい、責任持ってお送りします」




そうかえすと店主はもう一度頭を下げて帰って行った。





「帰ろ」




歩夢に声をかけるとおずおずと手を出してくる。



「自転車は?」



ふるふると首を振るから、ならばとその手を取ると歩夢がほっと息をつき、ぎゅっと握り返される。




そして俯いていた顔がゆっくりとあがり俺を見る。




「ん?」




歩夢がふわっと笑った。




胸の奥深くがとくんと脈打つのがわかってその手を引っ張りそっと抱き締める。




ここで確かに息づいているのに。




声が出ないことを怒らなかった、と俺のことを歩夢はそう言った。




声はなくとも歩夢は歩夢なのに。




どれだけの傷を飲み込んできたのか。




知らず知らずのうちに力が入ってしまっていたらしい。歩夢が腕の中で身じろぎし、顔をあげ、不安げな目で俺を見つめた。





「たまたま…お前のこと書いた記事を見つけちゃったんだ」




歩夢の目が見開かれ怯えの色が走る。同時に、身体がこわばるのがわかった。




背中をゆっくりとさする。





「タイトルだけさらっと見た。本文は読んではないよ」




宥めるように歩夢から目を離さずに話した。




「歩夢の言葉で聞きたいから。見なかった」




歩夢の瞳を透明の幕が覆う。




それはあっという間に目の縁に溜まり盛り上がり、そして頰を伝った。




両頬にそっと手を当て、親指で涙を拭う。




泣きながらも俺をひたすら見つめる歩夢に胸の奥がざわめき、そっと、その小さな唇にくちづけた。