嵐・二宮くんとの妄想小説です。BLではありません。女性との絡みがあります。苦手な方はご遠慮ください。






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ドライヤーを歩夢に渡したから髪が濡れたまま俺はバスルームを出た。



歩夢はまた、嵐のライブDVDを見ている。



俺の胸がドキンと大きく打った。




「歩夢…?」




また苦しんでいるのではないかと、俺は恐る恐る声をかけたが、あっさり振り返った歩夢の目には涙や怒りや苦しみは感じられず、俺はほうっと息をついた。




そんな俺に歩夢は小首を傾げる。



ふっと笑って、俺は冷蔵庫からビールを取り出した。




もう完全に朝だけど、飲んで一息つきたかった。



缶ビールをあけて飲みながら歩夢の隣に座ると、歩夢が手を差し出した。




「飲む?」



聞くと頷くから、俺は新しいのを出そうと立ち上がりかけたが歩夢は俺のを奪い取りゴクゴクと喉を鳴らし一気にあけてしまった。




「んだよ」




軽く歩夢の頭を小突くと歩夢は無表情のまま空になった缶を振って見せた。




「もっと?」




ウンウンと頷く。苦笑して俺は立ち上がり、



「一本いける?」と聞くと、またウンウンと頷いた。



勢い込んで頷くのが少し意外で、俺は新しいビールを渡すと歩夢の様子を見守った。




プルトップをカシュっとあけて歩夢はまたゴクゴクとビールを飲んだ。




「好きなんだ?お酒」



歩夢はスマホを手に取った。




【ビールが好き】




「へえ。いつも飲んでるの?」




【日本に来てからはない】




そこではっとする。そうだ、早苗さんが言っていた。歩夢は海外にいたんだ、って。




「どこに住んでたの?」




【ドイツ、フランス、ポーランド、スペイン、ロシア、オーストリア】




……どういう家庭なんだ?