嵐・二宮くんとの妄想小説です。BLではありません。女性との絡みがあります。苦手な方はご遠慮ください。





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「フェアでは…ないです」



俺はそう呟いた。声が出ない、と知った時、翔ちゃんに聞くまでもなく俺もストレス性のものではないか、と思った。



声が出なくなるほどの何かを歩夢が持っている、それは出会ってすぐ予想できた。




「歩夢さんが…何か抱えていることはすぐに感じ取ることができました。



…だからこそ…それを安易に受け止めたくない、受け止められない、と思って…俺は、逃げたんです。だから、何も聞かなかった。



フェアとは正反対の結果なんです」




おばあさんは俺の顔を覗き込み、俺と目が合うとうふふ、と笑った。




「二宮さん。あなた、テレビで拝見している限りではなんだか斜に構えたようなところもおありですけど、



本当はとても…そうね、フェアというよりは、誠実、と言った方がしっくりくるわね」




「どうして…」




「聞いたからって受け止めなければならないものじゃないでしょ?」




「あ…」




「うふふ。あなたのそういうところを、歩夢は見抜いたというか感じたのかもしれないわね」




「でも…歩夢は、いや歩夢さんは、俺に何も話そうとしませんでした」




「歩夢と呼んでいいのよ。



歩夢は…話したくない、ではなくて、話さなくてもいい、と思ったんじゃないかしら。



あるいは…話すのが怖かったか…」




「怖い?」