嵐・二宮くんとの妄想小説です。BLではありません。女性との絡みがあります。苦手な方はご遠慮ください。
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動きは止まったものの歩夢の全身には力が入ったままだ。
俺の腕には歩夢の手が爪を立てられたままになっている。
小刻みに震える身体を俺は離すことはできなかった。
何か言葉をかけてやることもできず細い背中をさすると俺の腕から歩夢の手が落ちた。
少しずつ、少しずつ、歩夢の身体から力が抜けていく。
ふう、と歩夢が小さく息を吐いた。
音のない世界に突然聞こえたその吐息に、俺は歩夢を強く抱き締めたままでいることに気付き少し腕の力を弱める。
俺の胸にくっついていた顔を起こした歩夢。
成り行きとはいえひどく密着してしまったから歩夢は腕から抜け出していくかと思えばそうではなかった。
額をとん、と俺の胸に預け、だらりと垂れていた腕が持ち上がり俺のシャツをぎゅっと掴んだのがわかる。
思わずその黒い髪を撫でると歩夢がふいに顔を上げ俺を見つめた。
そのまっすぐな光に俺はなぜか狼狽してしまう。
「ごめ……」
次の瞬間、ちゅ、と歩夢の唇が俺の頰に触れて離れた。