嵐・二宮くんとの妄想小説です。BLではありません。女性との絡みがあります。苦手な方はご遠慮ください。






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雑誌の撮影、いくつかの取材、最後に収録をこなし、車に乗り込んだのは日付がかわってからだった。




「ファミレスですか?」



「家でいい」



「………」




マネージャーは何も言わずに車を走らせた。まさか歩夢が俺の家で待っているとは思ってはいないだろう。




家のドアは鍵がかかっていなかった。



帰る前に連絡したから開けておいてくれたのか。セキュリティはしっかりしているとはいえ、それでも不用心だ。




ドアを開けるとリビングに通じる廊下のドアは開けっぱなしで、DVDはかかっていなかった。



「歩夢?」



名を呼びながらリビングに向かうが歩夢の姿はない。



スマホはテーブルに置きっぱなしだ。



仕事部屋のドアが閉まっていた。




ここか…。




そっとドアを開ける。部屋の明かりはついていなかった。




ピアノの音が流れ出てきた。




歩夢が電子ピアノを弾いていた。曲は…




『言葉よりも大切なもの』




嵐を知らない、と言っていた歩夢。DVDを見ただけで、完璧に弾いている。しかも、オリジナルではなくアレンジが加えられている。



そしてそれよりも俺の目を引いたのは、歩夢の表情だった。




白く光る月明かりの中で、歩夢は、微笑んでいた。