嵐・二宮くんとの妄想小説です。BLではありません。女性との絡みがあります。苦手な方はご遠慮ください。





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「どした…?」



もう一度問うと、歩夢の瞳がはっきりと俺を捉えた。



その目からはとめどなく涙が流れ、頰を伝い顎を伝いラグの上に音もなく落ちていく。




「歩夢…?」




名を呼ぶと彼女は大きく体を震わせた。




そして、ぐっと唇を噛み締め、目を閉じ俯く。白いうなじが見える。



泣くのを我慢しているようだった。しかし彼女の肩は震えていた。




思わずその震える肩にそっと手をのせると、彼女は俺の手を振り払い、さっと顔を上げ俺を睨みつけるような目で見た。



まるで手負いの猫のようだった。



自分ひとりではただ傷を舐めるしかできない。



「もういいの?」




俺は聞いた。




彼女は目を見開く。




「我慢しないで…思いっきり泣いたら?」




彼女の瞳はまんまるになる。




「別に…訳とか聞かないから。泣きたかったら泣けばいいよ」




俺はそう言うと立ち上がり、バスルームからタオルを取り、彼女に渡した。




「俺、一緒にいない方がいい?」




歩夢は答えない。




「じゃあ、俺仕事部屋にいるから」




そう告げ、俺はリビングを出た。