嵐・二宮くんとの妄想小説です。BLではありません。女性との絡みがあります。苦手な方はご遠慮ください。
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翌朝、彼女が『取置き』しておいてくれたメロンパンを食べながらふと思った。
俺は毎日欠かさず店に行ってるわけじゃない。
いつ来るかわからないのに取置きしておいて、俺が来なかった日はどうしていたんだろう?
たかがパンひとつでも、店にとっては売上になることに変わりはない。
俺が来ない日は彼女がそのまま買っていたのだろうか?
一晩たってしっとりとした食感を口の中で楽しみながら、彼女の真っ赤になった小さな耳を思い出していた。
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その日はなんとか日付が変わる寸前にコンビニの駐車場に着いたが、コンビニの照明はすでに落とされていた。
23:55。いつもこれくらいの時間に着いても店は開いていたのに、どうしたのかと思い、
そのまま自宅へ送ると言うマネージャーの申し出を断り俺は車を降りた。
非常灯だけが灯る店内に人影はなかった。
自動ドアに張り紙がしてあることに気付き近寄ると、
【ご迷惑をおかけしております。急用のため本日閉店時間を早めさせていただきます】
と、走り書きのような文字で書かれていた。
爺さんの不在時にあの子をひとりで店番させない代わりに店を閉めることにしたのだろう。
それなら安心だ。メロンパンは手に入らないが仕方ない。
俺は一服してから帰ろうと、タバコを取り出し店の前の灰皿の前で火を点けた。
完全に気を抜いていたそのとき、店の陰から人が出てきて思わず体がびくっと震えた。
カサカサとかすかにレジ袋の音をさせて近付いてきたのはあの娘だった。