スワーダが設立したStudent Forum (学生フォーロム)は2年半を迎えます。この2年半の間、日本の大学生のオマーン訪問、そしてオマーンの学生の日本訪問と・・・・・彼らは日本の多くの人々と関わってきました。


特に日本では、大学訪問をはじめホームステイ、関係各省へのオフィシャル訪問を含め、オマーンの文化紹介では地域社会の人々共も交わって来ました。


先日、ボードメンバーの学生の卒業を控え、新メンバーの募集の会合で、先輩になるメンバーはこの2年半の間に学んだことを彼らに語りました。


その中のひとつ・・・・“日本人は相手の事をまず考えるが、自分たちは自分の事を先に考える” と、彼らはその貴重な日本文化を学べたことは大きな利益だったと語ってくれました。


その例の一つ・・・たとえば女性トイレで、手を洗った後その洗面台が水び出しにならぬよう、使い終わった後、彼女たちは後から使う人のためにきれいにしていく・・・・そして小さなごみも、きちんと決められたゴミ箱に捨てる・・・・ごみは落ちていないと。


とても小さなことですが、学生たちは日本人は後から使う人の為を考える。そして何事も、相手の事をまず考えて行動していると・・・・彼らは学んでくれました。


実は当初 Student Forum のミーティングの後、机の上は散らかりっぱなし、使ったペンはそのまま、丸めた紙は床に落ち、椅子はあちらこちらに、飲んだジュースの缶や、コップはそのまま・・・・・と


スワーダは毎回ミーティングの度ごとに彼らに指導してきましたが、これらの事は彼らにとって重要なことでは無く、逆に何故?・・・・掃除人がいるのに??・・・

と身についていない事、だから忘れると言った言葉が値していました。


3歳半児から18歳・・・・幼稚園から高校までの一貫教育を施していたスワーダの学校で、生徒達に基礎マナーを指導することは簡単でしたが、それに比べ知識が身についた、大人感覚の大学生に、基礎的な物事を教えることの難しさを痛感したスワーダでした。


しかし彼らがこの2年半の間に学び得た貴重な体験学習・・・・

その意味合いが彼らの言葉の中から、実はとても大きなことだと感じてくれたことは、スワーダはとても嬉しかったです。


相手の事を考える日本人と・・・・日本人も知らない間に身につけている、その良き日本人の文化を知ってくれた・・・


これらは手にとって、こうして、ああしてと教えることの出来ない貴重な体験習得であると思いました。フォーロム設立当初、何回注意しても、理解してもらえなかったシンプルな行動、それをどう指導すべきか悩んだスワーダでしたが・・・・。


しかし、この相手の事を考える日本人の良さは、相手も同じようにしてくれると言う期待は出来ないこと、と彼らは知らなければならないことだと思っています。


それはスワーダが自然に身につけて来た日本人の “相手の事を考える” 生き方の良さが、実は裏目に出てしまうことも数多く、この長い人生でに於いて、悲しく辛い、体験にも導かれたことが少なくありません。


ところが、この良さの根底にあるものが “求めない、シンプルな生き方” と言う言葉の中に見出すことが出来たスワーダは、このことも学生達に体験を通し伝えたいと考えています。


実は相手の事を考えた・・・・相手も考えるべき・・・・と思いがち、ところがその期待は自分を悩ませ、相手を誤解し・・・・非難する結果となり、大きな誤解につながります。


そこで “相手に期待” することなく、相手の事を考えられる様になれば、時と共に必ず相手に理解されることなのです・・・・


スワーダの大好きな言葉 “求めない シンプルな生き方” この言葉の中に含まれる意味を理解し、実行できるには時間がかかるかもしれませんが、


この言葉を思い出すことで我が心も癒されるとスワーダは思うのですが・・・・・


“相手の事を考える” から “求めない シンプルな生き方”へ ・・・・・

如何に学生に伝えるか・・・・スワーダの大きな課題になりました。