大学入試の採点を担当した経験では、数学の文章題を解くのが苦手な高校生はすごく多いです。

 

家庭教師の授業でも、文章題を見るや否や「先生、解けない」と拒否反応を示す生徒。

「じゃあ、一緒に考えてみようか。」

文章を一読しただけでは私も理解できないので、ラフな絵やメモを書きながら文章を見える化していきます。そうすると生徒も理解できて、解答することができます。

 

「意外と簡単な問題だね。それじゃあ、次の設問は君が解いてみよう。」

そうすると一人で解けるようになることが多いものです。

 

苦手意識で文章題を避けているうちに、文章題が本当に解けなくなってしまう悪循環に陥っています。

ただ、文章題は眺めていても手掛かりがつかめません。エンジニアが図で考えるのと同じように、生徒にも絵やメモを書きながら解くよう指導しています。