私が勤務していたデザイン学部は

実技が重視されますので、学生は

多くの制作課題をこなす必要があります。

 

私が課した期末課題ですごい作品を

提出してきた学生がいました。

100点満点の試験で、110点の答案を

提出してきた感じですね。

 

「なんでこんなに時間をかけて制作したの。

こんなにていねいに制作しなくても、

「秀」がつくことは分かると思うけど。」

 

「やらなければならないことは、

できるだけ楽しむようにしているんです。」

 

「同じ制作をするのでも、つまらないと

思いながら作業するよりは、楽しいと思って

作業する方が幸せな気分になりませんか。」

 

「先生の課題制作を楽しんでいたら、

この作品ができました。」

 

本来の学習は楽しいものであることを

学生が思い出させてくれました。

成績を気にしすぎるから苦しくなるのかもしれません。