アイススケートの演技終了後、たくさんの花束や縫いぐるみがリンクに投げ込まれ、それを小さい子のスケーターたちが回収するという光景を毎回見せられきた。それが段々とエスカレートしているようでもあり、リンクがさながらごみ箱のようであり、非常に不快に感じていた。

 

ネットで検索してみたところ、なんでも1990年代にスケート協会かなにかが、場を盛り上げるために励行を提案したそうな。テレビで紹介していたが、各自が買ってきた花を自由に投入するのはさすがに問題があるので、何とか花店という花屋が一手に請け負って、花が飛び散らないように包装を工夫し、更に飛びやすいように適度な重量も加えているとのことだった。しかし、いくら選手を称える一つのパフォーマンスとはいえ、リンクにものを投げ込む行為というのは如何なものかと眉間に皺をよせていた。

 

だからいつかこの不快感をここで書こうと思っていた矢先、昨年12月のNHK杯からスケート協会(?)がこの行為を禁止した。その結果、NHK杯ではこの醜態を見ることはなかった。そりゃそうでしょ、贈り物を渡すのではなく、リンクに物を投げ込み、その後でそれを子供たちが回収するって、おかしくないですか。

まあ、取りあえず不快感がなくなり良かった。

 

ちょうど今、四大陸選手権が韓国で行なわれているのを見ると、少し投げ込みがあるが、韓国でやっているから韓国人かもしれない。ところがである。昨日の男子ショート、羽生結弦選手の演技終了後、無数は大袈裟だが、驚くほどの数のくまのプーさんの縫いぐるみがリンクに投げ込まれた。いつまでも回収が終わらず、次の選手の演技に支障をきたすと判断した羽生選手自らが回収清掃作業に加わるという事態になった。明日はどうなるだろうか。日本人のスケート愛好者の皆様の良識ある行動を期待します。